
『スクリーム』などで知られる女優のローズ・マッゴーワン(Rose McGowan)が、執筆中の回想録で「実名を挙げる」と宣言し、ハリウッドに動揺が広がっている。
先日、駆け出し時代にトップクラスのプロデューサーにレイプされたことがあると打ち明けて波紋を呼んだローズは、回想録が衝撃的なものになり、ハリウッドの闇の部分を暴露すると力説した。
「今は『Brave』(勇士)というタイトルの本を書いているの」とローズはポッドキャスト配信番組「Talkhouse」で歌手で女優のメレディス・グレイブス(Meredith Graves)に語っている。「人生の初期を振り返るもので、ハリウッドに何を奪われ、何を取り返し、読者がどうやって自分の人生で勇敢になれるかについて書いているの」
「(実名を挙げる)そのつもりよ。(結果がどうなっても)構わない。あんなことをした人たちを守る価値はない。まるで誰もが参加している、白人男性のマフィアみたいに振る舞っているわ。私はマフィアに加わっていない。そう頼まれていないわ。その私が秘密を守ると思っているの? ク*喰らえよ!」
またローズは、ハリウッドでの成功を夢見る若手は自分の回想録で目が覚めることになるとも強調した。
「闇に包まれたところよ」とローズ。「みんな気づいていないし、私だって失望させたくないけれど、私はこの問題の中心にいるの。マスターベーションの対象になるため送り出されたイメージだった。何が起こるか分かっているわ」
ローズは数週間前、大物プロデューサーにレイプされた過去を告白。ある映画でセックスシーンを演じたことがあるだけに、訴えても勝てる可能性はないと女性弁護士に告げられたと明かした。
「とことん正直に言う時が来たわ」とローズはSNSで怒りをぶちまけた。「ハリウッドやメディアでは公然の秘密になっていて、彼らはレイプした男にこびへつらうことで私の名誉を傷つけた」
また「#whywomendontreport」というトレンドハッシュタグを使い、「別の刑事弁護士には、私がある映画でセックスシーンをやったことがある以上、スタジオのトップに勝つ可能性はないと言われたわ」ともつけ加えた。
レイプしたプロデューサーの名前は明かさなかったものの、その正体につながるヒントを出し、元恋人が「一緒に作った作品を配給のため強姦魔に」売ったと暴露した。
ローズは2013年、ビジュアルアーティストのデイヴィー・ディテール(Davey Detail)と結婚したが、今年に入ってから離婚が伝えられた。過去にはゴスロッカーのマリリン・マンソン(Marilyn Manson)や出演した『グラインドハウス』のロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)監督とも交際していたことがある。
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。