
人気歌手のジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)に顔を殴られたスペイン人の男性ファンが法的措置を検討している。
ケヴィン・ラミレス(Kevin Ramirez, 18)は22日、スペインのバルセロナでのコンサートにやってきたジャスティンに車の開いた窓からつかみかかって驚かせた。ジャスティンはとっさにケヴィンの顔面を殴り、唇が裂けて血が流れるケガを負わせた。
ケヴィンは24日、スペイン人ジャーナリストのフリア・オテロ(Julia Otero)が司会のラジオ番組「Onda Cero」に出演し、ジャスティンの対応に「失望し、とても傷ついた」と打ち明けた。
「今回の件は弁護士に委ねられています」とケヴィンは語った。「彼らが対応します。現時点ではそれ以上の情報を話すことはできません」
ケヴィンは自分の行動でジャスティンを怒らせるつもりはなく、ファンとしての気持ちを伝えたかっただけだと主張。しかしジャスティンの対応は「不必要」だったと力を込めた。
「ジャスティンが僕を殴るなんて、一瞬たりとも考えませんでした」とケヴィン。「彼は前日、空港でファンと話をしていたから、近づいても歓迎されると思ったんです」
「彼を見かけたとき、チャンスだと思って車の窓に手を入れて、『熱烈なファンがアイドルに触りたい』スタイルで肩と顔に触れました」
「車は通りすぎる少し前に止まっていたので、僕たちが見えていたはずです。フェンスもないことを知っていたし、僕たちが近づいてくることも知っていました。あんな強烈なパンチをするのではなく、手をはねのけることもできたはずでした」
ジャスティンに殴られたあと、ケヴィンはパラウ・サン・ジョルディで行われたコンサートには行かずに帰宅。同様にチケットを持っていた友人らもライブに行くことをやめた。
「完全にショック状態でした。彼の行動が信じられなかった」とケヴィンは続けた。「ジャスティンが好きだったけれど、僕自身が一番大事。彼はもうファンが嫌いみたいですね」
英Daily Mirror紙によると、警察はジャスティンが殴ったことを犯罪ではなく「軽罪」だとみなしているが、ケヴィンには警察を通じて地元の裁判所にジャスティンに対する正式な苦情を申し立てることができると伝えたという。
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