
女優のアンバー・ハード(Amber Heard)が、トラブルまみれの映画『London Fields(原題)』をめぐって訴訟に発展する可能性が浮上した。
『マジック・マイク XXL』などにも出演しているアンバーは昨年、元夫のジョニー・デップ(Johnny Depp)とタッグを組み、『London Fields』に出演。ビリー・ボブ・ソーントン(Billy Bob Thornton)との共演で悪女に扮した。
同スリラー映画は英作家マーティン・エイミス(Martin Amis)が1989年に発表した同名小説を原作とし、昨年のトロント国際映画祭でプレミアを飾る予定だった。しかし監督のマシュー・カレン(Matthew Cullen)が、自分の承諾なしに映画を改変する「不正な試み」をしたとしてプロデューサー陣を相手どって100万ドル(約1億1,100万円)の訴訟を起こしたため、プレミアは中止となった。
ここへ来て、アンバーがプロデューサー陣から契約違反と不法な干渉を理由に訴えられる可能性が浮上していると米Hollywood Reporter誌が伝えている。
「ハリウッドでは俳優と監督、プロデューサーの間に緊張感があるのは当然とはいえ、ハードとカレン、その他の人物らによる不正かつ不法な行動、特に原告と映画、そして出資者らに損害を与える彼らの組織的な運動は、おそらく前例がない」とロサンゼルス地裁に提出された訴状には書かれている。「現在も続く彼らの不正行為の結果、ハード、カレン、その他の人物らによって大成功が見込まれる作品は宙に浮いたままとなり、乗っ取られ、暗雲の中に押し込められた」
またこの訴状では、アンバーがトロントプレミアを含むプロモーションイベントへの出席を拒否したとも指摘しされている。さらに彼女はカレン監督と共謀し、契約上の合意に違反したとも非難されている。
プロデューサー陣は最低でも1,000万ドルの損害賠償を求めている。
アンバーは8月、ジョニーとの泥沼の離婚バトルを決着させた。
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