
米女優のサラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)は、おしゃれセレブの代表格でありながら、息子には古着しか買わないという。
サラは人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」(SATC)で演じたキャリー・ブラッドショーで知られ、ドラマではデザイナー服やきれいなスチレットヒールを身につけてきた。しかし息子のジェームズ・ウィルキー(James Wilkie, 14)君の服になると、新しいものではなく、古着ですませているという。
「息子のジェームズ・ウィルキーには古着しか買わないの」とサラはNet-a-Porter(ネッタポルテ)のウェブマガジン「The Edit」で語っている。「(ファッションが人と地球に与える影響をテーマとした)『ザ・トゥルー・コスト』というドキュメンタリー映画を観て、考えがすっかり変わったの」
またサラは、ジェームズ・ウィルキー君のTシャツやジャンパーを見つけるのは簡単でも、ボトムスになるとなかなか難しいともつけ加えた。
「大変なのはパンツを探すことだけど、息子には古着のTシャツとセーターを買っているの。男の子はすぐに破いてしまうからジャージは大変。どうやって防げばいいのか分からないわ」
サラは自分や夫で俳優のマシュー・ブロデリック(Matthew Broderick)が双子の娘タビサ(Tabitha)ちゃんとマリオン(Marion)ちゃんの服をどうやって選んでいるかについては語らなかった。しかし自身のシューズブランド「SJP」の質については妥協を許さない。Net-a-Porterとコラボした最新コレクションでは、ジュエルトーンとメタリックをテーマにし、シックな装飾、キラキラしたクロージャー、サテンのちょう結びをあしらったサテンのヒールとフラットシューズを発表した。価格は355ドル(約4万円)からだ。
「女性用に一足69ドルで買える靴をつくりたいけれど、長持ちはしない。そうしたヒールは壊れるし、本当にひどい状況で作らされているの」とサラは話している。
またサラは、SJPのシューズはイタリアのトスカーナ州で第4、第5世代の靴職人たちが持続可能で伝統的な技術で作っているとも明かした。
多くの人にとって395ドルという価格は高いと分かっている一方で、サラは安い製品を売るために自分の価値観を撤回することはしないとも強調した。
「多くの人には手が届かないものではあるけれど、壊れるような69ドルの靴を売るわけにはいかないの」とサラは語っている。
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