『キャプテン・アメリカ』シリーズで知られる俳優のクリス・エヴァンス（Chris Evans）が、米大統領選挙で実業家のドナルド・トランプ（Donald Trump）氏がヒラリー・クリントン（Hillary Clinton）前国務長官を破って次期大統領に選ばれたことを「恥ずかしい」と認めた。
共和党候補のトランプ氏は今回の大統領選で泡沫候補だと広く思われていたが、オハイオやフロリダなど激戦の重要州でクリントン氏に競り勝ち、ついに勝利を収めた。
『アベンジャーズ』シリーズでもキャプテン・アメリカを演じるクリスは、トランプ氏の勝利が報じられてからTwitterで口を開いた有名人の1人で、トランプ氏をホワイトハウスに送り込むことに投票した母国を批判した。
「アメリカにとって恥ずかしい夜だ」とクリスはツイートした。「僕たちは憎悪を駆り立てる者をこの偉大な国のリーダーとして選んでしまった。いじめをする人に針路を任せてしまった。ひどいショックだ」
映画『テッド』やTVアニメ「ファミリー・ガイ」などで知られるコメディアンのセス・マクファーレン（Seth MacFarlane）は、選挙結果に面白い面を見つけることができず、こうツイートした。「TV討論で見た、あの冗長でちぐはぐな生き物が、大統領執務室から国民に語りかける様子を想像できない」
またセスはその後、「（ジョージ・W・）ブッシュを嫌いな人もいた。（バラク・）オバマを嫌いな人もいた。でもこれは違う。嫌悪なんて忘れてほしい。今、大勢の人たちは純粋に恐怖に怯えている。これは新しいことだ」
米人気TVシリーズ「One Tree Hill」などで知られるソフィア・ブッシュ（Sophia Bush）は、トランプ氏が勝利しても決してあきらめないでほしいと呼びかけ、こう書き込んだ。「まだアメリカを信じてる。この明らかで大きな分断があったとしても。力を合わせる時が来た。お互いに耳を傾ける時が来た。あきらめも、泣くことも、あざ笑うこともなく。力を合わせよう」
しかし『40男のバージンロード』などで知られる女優のラシダ・ジョーンズ（Rashida Jones）は楽観的になれず、「もう人生をやめたい」とツイートした。
ドラマシリーズ「チャームド～魔女3姉妹」などで知られるホリー・マリー・コムズ（Holly Marie Combs）は結果にショックを受け、フォロワーにこうツイートした。「私たちが住んでいるこの世界を認識できない。そして受け入れられない。ありえない。ノーだわ。そしてノーよ」
他にもトランプ氏が選挙戦中に性差別主義者、女性嫌い、そして人種差別主義者と伝えられたことに有名人がコメントし、「プリティ・リトル・ライアーズ」のキーガン・アレン（Keegan Allen）は「アメリカはたった今、初の女性大統領ではなく、『あいつらのマ＊コをつかめばいい』と言った男を選んだ。本当に悲しい」と嘆いた。
女優のコニー・ブリットン（Connie Britton）は「親愛なるイスラム教徒、メキシコ人、移民、難民、障がい者、黒人、ゲイ、女性の人たち、そして地球へ。あなたたちを忘れてはいない。約束する」と書き込んだ。コメディ俳優のウィル・アーネット（Will Arnett）は「将来世代の女性に、どうやって説明すればいいんだ？ そしてマイノリティの人たちに？ #僕らは恥を知るべきだ」とツイートした。
一方、トランプ氏を支持する数少ない有名人の1人で女優のカースティ・アレイ（Kirstie Alley）は、「トランプ大統領、おめでとう！ あらゆる困難、既成勢力、そして何より共和党をものともせず…よくやったわ！」とツイート。アクションスターのスティーヴン・セガール（Steven Seagal）も「ドナルド・トランプ、敵に対する見事な勝利をおめでとう！ アメリカを再び偉大な国にするのを楽しみにしているよ！」と続いた。
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