
先日、俳優のマイケル・ダグラス(Michael Douglas)にがんを患っていると暴露された俳優のヴァル・キルマー(Val Kilmer, 56)が、自分はがんで闘病していないと否定した。
マイケルは今週、1996年の映画『ゴースト&ダークネス』で共演した友人のヴァルが深刻な病気で闘病中だとほのめかし、メディアの注目を集めた。ヴァルの病状については詳細を語らなかったものの、自身も喉のがんを患っていると公表し、後に舌がんだと明かした経緯がある。
しかしヴァルはFacebookで自らの健康について事実関係をはっきりさせた。
「マイケル・ダグラスは大好きな友人だけど、彼は間違った話を聞かされている」とヴァルは書き込んでいる。「最後に彼と話をしたのは約2年前で、のどのしこりで僕の舞台『Citizen Twain』を続けられなくなったので、専門医を紹介してくれるように頼んだ。UCLAの医療チームに診てもらうことになったけど、がんは一切見つからなかった。今でも舌が腫れているけど、順調にリハビリを続けている」
またヴァルは、マイケルが自分の健康状態に触れたのは「悪気がなかったこと」だと思っているとつけ加え、「愛情にあふれ、献身的な友人」だと評した。
「ファンの中には、僕が祈りと愛に依存し、健康状態について何も言わないのは自分の健康に無責任だと勘違い人たちもいる」とヴァルは続けた。「これほど真実からかけ離れたことはない。それに、僕の身体的な苦境を知った人たちが世界中から支援のメッセージを送ってくれたことに深く感謝している。真実に何の敬意も持たないメディアが引き起こした健康不安が、これで収まってくれることを望む。マイケル・ダグラスが僕の健康について彼なりの推測にいたった理由が何であろうと、彼は愛情にあふれ、献身的な友人だけに、悪気があって言ったことではないと思っている」
マイケルはロンドン市内で開催されたイベント「イブニング・ウィズ・マイケル・ダグラス」で講演し、ホスト役のジョナサン・ロス(Jonathan Ross)に人生の様々な側面について質問された際にヴァルの健康状態に触れた。『ゴースト&ダークネス』に関して質問されたマイケルは次のように答えた。「あの映画は私の期待には沿えなかったが、すばらしい時間をすごしたよ。ヴァルはとても良い奴で、今は私とまったく同じ病気で闘病中だが、状況はあまり良くないらしい」
「彼のために祈っている。ヴァルの近況があまり伝えられないのはそれが理由なんだ」
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