
シックな女性服とスポーツウェアに加え、靴やバッグ、香水なども展開中の米人気デザイナーのトリー・バーチ(Tory Burch)が、ファッション専門紙WWDが主催するWWDグローバルファッションフォーラムの席上において、メンズウェアへの進出にも意欲を見せた。
「いつかメンズを手がけるのも面白いかと思っています。男性の方々も「トリー バーチ」のスポーツウェアは着てくださる方が多くて、わたしの3人の息子もそう。息子たちがわたしのミューズと言って良いかどうかはわかりませんが、彼らはわたしのメンズがあれば是非着てみたいと言ってくれますし、どこかでカプセルコレクションにまず挑戦してみるのは特に面白いかと考えています」
2004年にトリーが自身の名を冠したブランドは、翌年にはオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)にTVを通じて紹介されたこともあって以後人気ブランドとして定着、また早くからネットショッピングに力を入れることで成長したブランドでもある。
「当初は、オンラインで買い物なんかするひとなんていないと笑われたものよ。でも、SNSにブランド全体として熱心に取り組んで来たのが、会社が成長した大きな原因だと思っている」
米国以外への進出では、まずアジアで名を知られた「トリー バーチ」であるが、皮肉なことにアジア向けではオンラインョッピングのほうが実はまだ弱いのが現状だという。
「アジアでわたしたちが特にすべきことの中に、eコマースがあるのは確かなことだけど、まだ環境がそこまで達していない」とトリーは述べ、今後アジアでの出店数を増やすことを検討していることを明かした。
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