
人気コメディ女優のエイミー・シューマー(Amy Schumer)が16日夜にフロリダ州タンパで行ったスタンダップコメディーショーでアメリカの銃規制法や大統領選挙をネタにしたことでブーイングが起こり、大勢の観客が退席するハプニングがあった。
アマリー・アリーナであった今回のショーでは、最新作『Trainwreck(原題)』が大ヒットしたエイミーが大統領選挙で共和党候補となったドナルド・トランプ(Donald Trump)氏や旬の話題をネタにジョークを披露したものの、約200人の観客は面白いと思えず、途中で退席したという。
地元Tampa Bay Times紙はエイミーがトランプ氏のことを「オレンジで、性的暴行の加害者、ニセの大学を創設したモンスター」と切り捨てた直後から観客の間で反発が広がったと伝えている。
またエイミーはトランプ氏の支持者をステージに上げていた。
エイミーは17日、米Entertainment Weekly誌とのインタビューで、「昨夜の観客とタンパでのショーは最高だったわ! 残ってくれた8,400人の観客にありがとうと言いたい。最高の時間をすごせたわ!」
「私たちは笑わせたり、真実を語らせたりする役目をコメディアンに任せっきりだった。その伝統を続けることに誇りを感じるわ」
エイミーは今年出版した自著「The Girl With the Lower Back Tattoo」の中で、タンパやその住民をからかい、同市を「恐ろしい」と表現した上で、「それを書くことは怖くも何ともない。そこに住んでいる人たちは本というものを読んだことがないからよ」とジョークを飛ばしている。
一方でエイミーは昨年、ルイジアナ州の映画館で『Trainwreck』を鑑賞中に2人のファンが射殺された事件を受け、銃規制の強化を求める活動を熱心に展開し、いとこのチャック・シューマー(Chuck Schumer)上院議員の銃規制キャンペーンに参加した。
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