
英俳優のエディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)は、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でトップレスシーンの撮影に備えて数ヶ月も筋力トレーニングに励んだものの、最終的にカットされてしまい、せっかくの苦労が水の泡となったエピソードを明かした。
『博士と彼女のセオリー』でオスカー主演男優賞を受賞したエディは、『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフとなる『ファンタスティック・ビースト』で魔法動物学者ニュート・スキャマンダーを演じている。脚本に上半身裸でたくましい肉体を披露するシーンが1つあったことから、この瞬間のために筋力トレーニングに励んだ。ところが完成版からはそのシーンがカットされてしまい、せっかくの努力がムダになったという。
「悲しいことに映画にはもう残っていないけれど、(作者の)J・K(・ローリング)に、『防水シートを取って、こんなに筋骨隆々としていても、噛まれた跡や戦争の古傷があるのを見せてほしい』と言われたから、あるシーンのために7ヶ月もうんざりするようなワークアウトをこなしたんだ」とエディは英The Sun紙に語っている。「そのシーンを読んで、『やれやれ』と思ったよ。それで何ヶ月もトレーニングをしたのに、映画からカットされてしまったんだ。まあ世界中の観客にとっては良いことだったかもしれないけどね」とエディはジョークを飛ばした。
『ハリー・ポッター』シリーズの作者であるJ・K・ローリング(J.K. Rowling)は同作で脚本家デビューを飾った。先週にはロンドンであったファンイベントで、同作は5部作シリーズの第1弾になると明かした。
「1本だけで収まらないことは最初から分かっていたことです」とローリングは語っている。「プロット構想はちゃんと終わっているので、5部作になるのは間違いありません」
エディは同イベントで、『ハリー・ポッター』の熱狂的なファンを満足させることに「大きなプレッシャー」を感じ、撮影開始時に魔法の杖を持った時は緊張したと打ち明けた。
「まるで自分が9歳の子どもになったような変な気分だったよ。人生で最高の瞬間を体験しているような子どもだった」とエディはつけ加えた。
『ファンタスティック・ビースト』は日本でも11月23日に公開される。
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