
米Netflix配信ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」などで知られる俳優のマハーシャラ・アリ(Mahershala Ali)が、同じくNetflixが配信し、マーベル・コミックを原作とする「Marvel ルーク・ケージ」を降板し、日本の漫画「銃夢」のハリウッド実写版に出演する交渉に入った。
「Marvel ルーク・ケージ」で悪役のコーネル・「コットンマウス」・ストークスを演じるマハーシャラは、ジェームズ・キャメロン(James Cameron)監督が長年熱望し、「Alita: Battle Angel」の英語タイトルでも知られる同漫画シリーズのキャストに加わる交渉を進めている。
同作をめぐっては、昨年にロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)が監督とプロデュースを打診され、クリストフ・ヴァルツ(Christoph Waltz)、ジャッキー・アール・ヘイリー(Jackie Earl Haley)、エド・スクライン(Ed Skrein)らが起用されている。
ここへ来てマハーシャラも、26世紀を舞台とし、スクラップ場に打ち捨てられていたところを医師によって発見された女性サイボーグの活躍を描く同SF映画への出演を検討している。
マハーシャラの出演が決定すれば、鋼鉄製のケージで覆われたコースで行われる格闘形式のレース、「モーターボール」を主催するベクターという悪役を演じると映画情報サイト「TheWrap」は伝えている。
『アバター』などで知られるキャメロン監督は、自身の制作会社ライトストーム・エンターテイメントでパートナーを務めるジョン・ランドー(Jon Landau)と共に共同プロデューサーを務める。
監督は以前、『Alita: Battle Angel(原題)』の企画について語った際、2009年公開の『アバター』の大ヒットのため制作が遅れたと認めた。
「『アバター』を作った時は、次に『Battle Angel』を作るつもりでいた」と監督はエンターテイメント情報サイト「Movieweb.com」で語った。「しかし『アバター』への反響と、そのメッセージへの支持が良かったことから、続編を作る気持ちになった。私にとってこの成功は、環境映画、あるいは自然に関する映画はヒットすると思うようになった要因でもある」
キャメロン監督は現在、『アバター』の続編3本を同時に制作する準備に入っている。
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