
人気歌手のジャスティン・ビーバー(Justin Bieber, 22)が、パパラッチとの訴訟で宣誓供述に出席することを命じられた。
フロリダ在住のパパラッチ、マヌエル・ムノス(Manuel Munoz)は、2014年1月にマイアミビーチのナイトクラブから出るところを撮影されたことに気づいたジャスティンが、ボディガードのドウェイン・パターソン(Dwayne Patterson)にファストフード店の「サブウェイ」内に閉じ込めるよう指示したと主張している。5ヶ月後の2014年5月に提出された法的文書によると、パターソンはムノスを店の中まで追いかけ、店のドアを閉めてバスルームまで追いつめ、写真を削除するように迫ったという。ムノスはパターソンに無理やりメモリーカードを引き抜かれてカメラを壊され、足で蹴られたり殴られたりしたとしている。
ジャスティンの弁護士は9月28日、フロリダの裁判所を訪れ、30日以内にジャスティンを宣誓供述に出席させることを命じられたようだ。米芸能情報サイト「TMZ」によると、もしジャスティンが期限までに応じなかった場合、法廷侮辱罪で拘束できる令状が発行されるという。
ジャスティンは現在、11月まで続く「パーパス・ワールドツアー」を敢行中のため、いつマイアミに戻って宣誓供述に出席できるかどうか不明だ。
ムノスは暴行されたとする件について、金額は明らかにされていないが損害賠償金を求めている。
ジャスティンはこの騒動の直前、友人と一緒にマイアミ市内でドラッグレースをしているところを警察に目撃され、酒気帯び運転や逮捕への抵抗、期限切れの免許証で運転した容疑で起訴された。
ジャスティンは当初、これらの容疑で無実を主張したが、結局は検察との司法取引に応じ、より軽い罪状である不注意運転と逮捕への抵抗という軽犯罪違反での有罪を認めた。この取引により、ジャスティンは酒気帯び運転容疑では不起訴となり、怒りの感情をコントロールするアンガー・マネージメントのカウンセリングを12時間受けること、罰金の支払い、さらに地元の児童慈善団体への寄付を命じられた。
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