
人気歌手のビヨンセ(Beyonce, 35)が、米Fortune誌によって「ビジネス界で最もパワフルな女性たち」の1人に選ばれた。
今年のランキングでは、米自動車最大手GMのメアリー・バーラ(Mary Barra)CEOが2年連続でトップとなり、ペプシのインドラ・ヌーイ(Indra Nooyi)CEOが2位につけた。Facebookのシェリル・サンドバーグ(Sheryl Sandberg)COOも6位に入っている。
同ランキングにはエンターテイナーが含まれないのが通例だが、今回Fortune編集部はビヨンセのために例外をもうけ、51人の最後に「ボーナスピック」として選んだ。選考条件としては、世界経済における対象者のビジネスのサイズと重要性、キャリアの弧、そして社会的・文化的な影響力などがある。
Fortuneの専門家は、「今年はビヨンセの年であり続けている。Billboardトップ100に12曲を送り込んだ初の女性アーティストとして歴史に名を刻んだばかりか、ビジネス界でも話題となった」と説明している。
また、ビヨンセ初のアスレジャーブランド、「アイヴィー・パーク」を立ち上げたことや、2007年に自身が立ち上げたマネージメント会社、パークウッド・エンターテイメントが今年から音楽レーベル事業をスタートするなど成功を続けていることも指摘した。
さらに、苦労して稼いだお金を天然飲料会社につぎ込んだビヨンセの最新事業も評価した。
「女性に力を与えることは、この音楽界の大物にとって現在進行中のテーマのようだ。彼女は5月、女性が設立したスイカジュースを手がける新興企業『WTRMLN WTR』に出資すると発表した」とFortuneは結論づけた。
今回のランク入りは、4日に誕生日を迎えたビヨンセにとって少し遅れたプレゼントとなった。
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