
英ボーイズバンド、ワン・ダイレクション(One Direction)の元メンバー、ゼイン・マリク(Zayn Malik)が、不安神経症のためドバイでのコンサートをキャンセルした。
6月にロンドンで開催された音楽フェス「Capital FM Summertime Ball」に出演する予定だったゼインは、ソロ・ライブに不安を感じて出演を取り止めた。別のステージも同じ理由でキャンセルしている。
ゼインは10月7日にアラブ首長国連邦で行われるコンサートに登場する予定だったが、主催である117Liveが9月6日にプレス・リリースを送り、ゼインが不安神経症と格闘していてパフォーマンスできる状態ではないと打ち明けたと声明を出した。
「ここ3か月、大きなライブでのソロ・パフォーマンスを前にして、のしかかってくる強烈な不安神経症と闘ってきました」と語ったゼイン。「前進していると感じてはいますが、10月にドバイで予定されているコンサートに対して十分な自信が持てないないことが今日わかりました」
117LiveのCEO、トーマス・オブセン(Thomas Ovesen)がそこにこう付け加えた。「予定されていた10月7日のコンサートを開催できずとても落胆していますが、ゼインの真摯な謝罪を受け入れ、彼の未来に幸あれと祈ります」
不安神経症と闘っている歌手はゼインだけではない。米ガールズ・グループ、フィフス・ハーモニー(Fifth Harmony)のカミラ・カベロ(Camila Cabello)も9月2日にミズーリ州セントルイスでの公演の途中で舞台を去り、後にライブを続けられる状態ではなかったことをSnapchat上で明かしファンに謝罪した。カミラは9月4日のテキサス州ダラスでの公演には戻って来た。
セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)もツアー終了後、無期限に活動を休止している。セレーナは難病のループス(全身性エリテマトーデス)の副作用である不安神経症、パニック発作、うつ症状に苦しんでいる。
ゼインはSummertime Ballをキャンセルした際、Instagramにこう記している。「残念なことに、ここ数ヵ月の間、ライブ・パフォーマンスについての不安神経症に悩んできました。そしてこの大きなイベントの影響で、自分のキャリアの中で最悪の不安神経症に陥ってしまったのです」
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