
ヒルトンホテル創業家出身のパリス・ヒルトン(Paris Hilton)の弟コンラッド(Conrad, 22)が、宣誓釈放違反で収監されていた刑務所から釈放された。
ロサンゼルス連邦判事は6月6日、コンラッドが薬物乱用プログラムから追放されたことを受け、保護観察処分を取り消して禁錮2ヶ月の刑を命じた。
コカインやマリファナなどドラッグの使用を認めたコンラッドは服役を終え、8月1日に出所したと米People誌が伝えた。コンラッドの代理人は釈放されたという報道についてコメントしていない。
コンラッドは2014年、ロンドン発ロサンゼルス行きのブリティッシュ・エアウェイズ機内で数人の客室乗務員に暴力を振るった容疑で有罪を認め、昨年に3年間の保護観察と750時間の社会奉仕活動を命じられた。飛行機のトイレ内でマリファナやタバコを吸い、言動が暴力的になったため、機内で拘束されたという。当時、代理人を務めるロバート・シャピロ(Robert Shapiro)弁護士は、依頼人の行動は睡眠薬の有害反応によるものだと主張していた。
しかしコンラッドはトラブルを繰り返さずにいられない性分らしく、昨年5月にはその前年の2014年に交通事故を起こした際にカリフォルニア・ハイウェイ・パトロール隊員から無謀な逃亡を図ったとして有罪となり、また昨年6月には元恋人ハンター・デイリー(Hunter Daily)に認められた接近禁止命令に違反した疑いでも逮捕された。この時の逮捕が保護観察処分に違反したとみなされた。
さらに裁判所に命じられた一連の薬物検査でも陽性反応が出たり、許可なくカリフォルニア州外に出たり、3つの強制治療プログラムを終えなかったりしたため、別の判事は今年1月、コンラッドに薬物中毒治療施設に入所することを命じていた。
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