
人気歌手のマライア・キャリー(Mariah Carey)が、米音楽界の内幕を描く人気ドラマ「Empire 成功の代償」新シーズンのエピソードに出演し、女優活動の幅を広げることが分かった。
マライアはジャシー・スモレット(Jussie Smollett)扮するジャマル・ライオンとドラマで流れる新曲をレコーディングする「メガスーパースター」、キティを演じる。
10月5日に放送される同エピソードは、マライアが長く待ち望んでいたものだった。出演した2009年の映画『プレシャス』のリー・ダニエルズ(Lee Daniels)監督は昨年、マライアがハリウッドの殿堂入りを果たした式典で、製作総指揮を務める同ドラマに彼女を起用すると明かしていた。
マライアがこの秋に出演する番組は「Empire」だけではない。自身の私生活を披露する新ドキュメンタリーシリーズ「Mariah's World」にも出演する。敢行中のツアーの裏側に加え、フィアンセで豪億万長者のジェームズ・パッカー(James Packer)との結婚式のプランを立てる様子も明かされる。
マライアは先日、ビバリーヒルズで開催された米テレビ批評家協会主催の「TCAサマープレスツアー」に参加し、シャンパンを片手にテレビ局E!が放映する同シリーズについて語った。
マライアは「Mariah's World」がリアリティ番組ではないと語り、こう続けた。「リアリティとは考えていないわ。ヨーロッパではもう10年くらいツアーをしていないの。そこで、その裏側を見せて、ツアーが本当はどういうものかを紹介したいと思ったわ。そして音楽がどう進化するか、どんなプロセスなのか、異なる個性がどう衝突するかをメインに見せたい。私はリアリティ番組を見ないの。文字通り、リアリティが何か分からないくらいよ」
マライアは現在、8話構成の同シリーズをできるだけリアルなものにするためプロデューサーと協力し、フィアンセのジェームズや元夫のニック・キャノン(Nick Cannon)、ニックとの間に生まれた双子のモロッカン(Moroccan)君とモンロー(Monroe)ちゃんも登場させるかどうかは慎重に検討中だと明かした。
「今は線引きをしているところよ」とマライアは説明した。「誰を信用していいか分からなかったから、最初はアクセスを制限していたの。どう伝わるのか確信が持てなかったからよ。今は撮影してリアルな瞬間を集めているところ。でも目標としては、ファンのために長続きする作品にしたいと思っているわ」
「Mariah's World」は12月4日に全米で放映がスタートする。
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