
映画「ボーン」シリーズ第5作の『ジェイソン・ボーン』が先月全米公開されたマット・デイモン(Matt Damon、45)。今作では、『リリーのすべて』で今年のアカデミー賞助演女優賞を受賞しているアリシア・ヴィキャンデル(Alicia Vikander、27)がキャストに加わっているが、演技の幅が広いアリシアの女優としての力量にマットはすっかり感心しているようである。
「鮮烈な衝撃を伴って現れる俳優がひとつの世代に何人かいるのだけれど、アリシアについて言えば、彼女がどこまでも伸びていきそうな感じがするんだよ」と、マットはPeople.comに対して語っている。
「彼女のここ6、7作の演技を見ていると、それぞれの役柄がとても方向性も何もかも違っている。俳優としての彼女は、底をまだ見せていないから、彼女がこれから先またどんな演技をさらに見せてくれるか、実に楽しみだよ」
『エクス・マキナ』や『リリーのすべて』、また本年度後半に公開が予定されている『The Light Between Oceans(原題)』などで映画界から高い評価を受けているアリシアは、さらに2018年公開予定の『トゥームレイダー』シリーズ最新作では主人公ララ・クロフト役を引き継ぐなど、様々なタイプの役柄に引っ張りだこになっている。
「優れた監督たちは、みなアリシアと仕事をしたいと思っているからね。自分が27歳だった時のことを思うと、それなりにいろいろなことが分かって来ていたけれど、その後の15年間は、特に一緒に仕事をする優秀なひとたちからいろいろなものを吸収できるのがひたすら楽しかったからね。アリシアが今後どんな女優さんになるか、本当に楽しみだよ」と、マット。「ジェイソン・ボーン」へのアリシアの出演を確保したポール・グリーングラス(Paul Greengrass)監督に、マットは感謝しているとも述べている。
「アリシアに出演してもらえて、まったく幸運だった。とにかく、今は誰もがアリシアに自分の映画に出てもらいたいと思っているからね」
『ジェイソン・ボーン』は、日本では10月公開予定。
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