
歌手で女優のヒラリー・ダフ(Hilary Duff)が、警察から熱狂的なファンについて警告を受け、警備態勢を強化したと報じられた。
ヒラリーは今月、ビバリーヒルズ市警から連絡を受け、ある男性ファンが彼女のあとを追いかけるためにリムジンをレンタルしたと伝えられたという。
米芸能情報サイト「TMZ」によると、この男性はドライバーに対し、ロサンゼルス市内を流してヒラリーを探すように指示したようだ。ヒラリーのものだと主張するベビーベッドを持っていたらしいが、返そうとしても住所を持っていないと語っていたという。
さらにTMZは、男性がリムジンのドライバーにヒラリーと結婚するつもりだと伝えたため、ドライバーは心配になって警察に通報したとも報じている。
警察はヒラリーのスタッフに連絡をとったが、すでに男性の存在や容姿も把握していたという。過去にもトラブルを起こしていたが、ヒラリーが接近禁止命令を求めたり、警察に通報したりするほど深刻なものではなかったようだ。
しかし男性から身を守るため、ヒラリーはボディガードの人数を増やし、居住するゲーテッドコミュニティ(周囲を塀で囲み、出入りを制限する住宅地)の警備員にも事情を伝えるなどして厳戒態勢をとっているようだ。
ヒラリーがストーカーの被害に遭ったのはこれが初めてではなく、2006年11月にはロシア人移民のマキスム・ミアスコフスキーが逮捕された。ヒラリーはその数週間前に彼とそのルームメイトのデヴィッド・ジョセフ・クラインをストーキング行為で裁判所に告発していた。ヒラリーによると、「一緒になるのが運命だと確信」していた彼は武器を買うことを計画し、ヒラリーの注意を引きつけるために「自殺と劇的な行動を起こすと脅した」と彼女に伝えたという。
ミアスコフスキーは禁固117日間の刑と5年間の保護観察を命じられた。
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。