GLAM Editorial
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2016.07.14(Thu)

『ボーン』シリーズのポール・グリーングラス監督、『007』新作の演出には興味なし!

ポール・グリーングラス

 映画監督のポール・グリーングラス(Paul Greengrass)は、『007』シリーズ最新作でメガホンをとるつもりはまったくないようだ。

 グリーングラス監督はスパイ映画に精通しており、『ボーン』シリーズでは3本の監督を務めた。マット・デイモン(Matt Damon)は先日、自分が演じるジェイソン・ボーンのほうがジェームズ・ボンドより好きだと語っているが、グリーングラス監督はオスカー俳優のデイモンに賛同している。

 英BBCのラジオ局Radio 4の番組「トゥデイ」に出演した監督は、ボンド映画のメガホンをとりたいかと質問されると、「正直に言うと、本当にノーだ」と答えた。「(『007』シリーズのプロデューサー)バーバラ(・ブロッコリ、Barbara Broccoli)とは知り合いだし、話し合ったこともある。自分のひいきのサッカーチームのようなものだよ。私はボーン派だし、ボーンが好きだ。以前も言ったことはあるけれど、(『007』は)もちろん本当にすばらしいシリーズだし、50年も続いている。その成功には敬意を表すべきだ」

 また、先日の英Esquire誌とのインタビューで007のことを「女嫌い」だと語っていたデイモンと同じく、グリーングラス監督にとって最大の問題はボンドが象徴するものにある。ジェイソン・ボーンのキャラは今の時代に生まれたものだが、ジェームズ・ボンドは作者のイアン・フレミング(Ian Fleming)が原作小説を書いた1950年代にさかのぼる。

 「映画人として個人的に言うと、ボンドが内包するものは英国、世界、男らしさ、力、帝国を表していて、自分とは共通するものがない」と監督は認めた。「むしろその正反対だ。一方でボーンが内包するものは懐疑とでも言うものだ。ものごとには自己と他者があり、ボーンは自己だがボンドは他者のために仕事をする」

 「だから子どもの時にクラスの後ろでロールパンを投げつけていたような人として言うと、自分は間違いなくボーン側の人間だ」

 シリーズ最新作『ジェイソン・ボーン』は日本でも10月に公開される。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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