
処女のまま妊娠した女性を描く米人気ドラマ「ジェーン・ザ・ヴァージン」に出演中のジーナ・ロドリゲス(Gina Rodriguez, 31)が、プロムに出席する高校生に自慢のドレスを貸し出し、『シンデレラ』のフェアリー・ゴッドマザーのように夢を叶えたことが話題になっている。
ジーナは昨年、自身初めてのゴールデン・グローブ賞授賞式に黒いストラップレスのバッジリー・ミシュカ(Badgley Mischka)のドレスで出席。TVコメディ/ミュージカル部門で最優秀主演女優賞を獲得した。
ジェシカ・カサノヴァ(Jessica Casanova, 17)がその中継をテレビで見ながら彼女のドレスについてツイートすると、夢のような返事が届いた。
「ゴールデン・グローブを見た後で、『あなたのゴールデン・グローブ賞のドレスを着てプロムに行きたい』とツイートしたの」とジェシカは振り返った。「1時間か1時間半くらいで『実現できるかもしれないわ』と返事が来たの。そこから話が前に進みだした」
ニューヨーク州バッファロー在住のジェシカがドレスを着てみると、まさにピッタリだった。
「すごくいい気分」と彼女は米エンターテイメント情報番組「Entertainment Tonight」に語っている。「まるで手袋みたいにフィットしているわ!」
同番組はジェシカがプロムの準備をする様子を密着取材した。
「もしジーナがこれを観ていたら、愛していると伝えたいし、ハグできる日が待ちきれないわ」とジェシカは語った。
ところが、サプライズはこれで終わらなかった。ジーナはジェシカに特別なビデオメッセージを送っていた。
「私が愛していることを知っておいてくれるだけでいいわ。あなたのことをすごく誇りに思うし、自分のことのように興奮している」とジーナは語りかけた。「とてもきれいで、みんなの思い出に残るわ。特にあなたのね!」
「どう言えばいいのか分からない。彼女がしてくれたことは、他のどんなセレブにも比べられないわ」とジェシカはプロムの会場に向かう前に感謝の気持ちを熱く語った。「彼女はこの世界のすべてに見合う価値がある」
ドレスはその後、ジーナのもとに戻されるが、さらに別の女子高生がプロムに行く時に着ることになっており、ジーナが始めた恩送りの輪が続くことになる。
「誰が次に受け取ることになっても、ちゃんとした人の手にたどり着いてほしい。彼女にとって大切なものだし、すごく意味のあるものだから」とジェシカ。「私がそうしたように、みんなもすごく気をつけて扱ってほしい」
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