
英ロックバンド、ブラー(Blur)のフロントマンを務めるデーモン・アルバーン(Damon Albarn)は、英人気歌手アデル(Adele, 28)の最新アルバム『25』に曲を提供したものの、アルバムに収録されなかったことに今でも怒りが収まらないようだ。
デーモンは昨年、『25』でアデルとのコラボを依頼された。同アルバムは11月にリリースされて大ヒットしている。
英The Sun紙によると、19日に開催された、英国とアイルランドの優れたミュージシャンに贈られるアイヴァー・ノヴェロ賞授賞式の会場で、アデルのマネージャーであるジョナサン・ディッキンス(Jonathan Dickins)がデーモンに接触したが、アデルとの和解を拒んだという。
「俺はあきれるほどひどい扱いを受けたんだ。俺も分かっているし、彼女も知っている。そっちが代弁するのじゃなく、彼女から電話してもらいたい」とデーモンはジョナサンに伝えていたと同紙は報じている。デーモンは同授賞式で特別功労賞を贈られた。アデルも年間最優秀ソングライター賞に選ばれていたが、ロンドンの会場には姿を見せなかった。
デーモンは昨年9月のThe Sunとのインタビューで、アデルのために作った曲が使われなかったことにひどく失望したと打ち明け、そのせいで2人の確執が広く知られることになったと話している。
「アデルがコラボしたいと頼んできたから、彼女のためにたくさんの時間を割いた。それに俺はプロデューサーじゃない。実際には何が起きているのかは分からない。彼女が曲を少しでも使うと思うかだって? 思わないね。後は成り行きを見守るだけさ」とデーモンは説明した。「問題は、彼女がとても不安定なことだ。まだまだ若いから、そんな必要はない」
アデルはニューアルバムのプロモツアーを敢行中だった昨年11月にデーモンの主張に反論。一緒に仕事をしたことを後悔したと明かした。
「結局、まさに『あこがれのアイドルには会うべきじゃない』的な瞬間の1つになったわ」とアデルはデーモンとのコラボについて語っている。「一番残念だったのは、私は幼い頃からブラーの大ファンだったこと。彼と時間をすごしてがっかりだわ」
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