
人気歌手のジャスティン・ビーバー(Justin Bieber, 22)が、アルゼンチンでのツアー公演を禁止されたことが分かった。
カナダ出身のジャスティンは現在、「パーパス」ワールドツアーを敢行中だが、南米アルゼンチンでは公演を予定していない理由を16日にTwitterで説明した。
「アルゼンチンのビリーバーズのみんな、『パーパス』ツアーをどうしてもやりたいと思っているけど、アルゼンチン政府が許してくれないんだ。本当にすまない」とジャスティンはツイートした。「もし状況が変わるならぜひ来たいけど、現時点ではムリなんだ。それ以外の南米のファンのみんな、会えるのを楽しみにしているよ」
禁止処分はジャスティンにとってもファンと同じくらい残念なことで、Twitter上で今の気持ちをつづっている。
「アルゼンチンのことは大好きだよ」とジャスティンはつけ加えた。「それどころか、ツアーで最も好きな場所の一つなんだ。こんなことになって本当に残念だよ。弁護士が言うには、これが現実なんだってさ」
さらにジャスティンは、皮肉にも「ソーリー」というタイトルのヒット曲のミュージックビデオを投稿し、「ごめんね、アルゼンチン。愛しているよ」とキャプションを添えた。
ジャスティンはコンサートの禁止について理由を説明しなかったが、複数のメディアはジャスティンが2013年にブエノスアイレスでコンサートを行った際に同国の国旗を足蹴にしたことに起因するという見方を伝えている。政府関係者は当時、国旗を侮辱したとしてジャスティンを批判していた。また時を同じくして、パパラッチがナイトクラブの外でジャスティンのボディガードに暴行されたと訴えたことから、ジャスティンに対する逮捕状も出た。
その後、逮捕状は撤回されたものの、容疑は正式に却下されていないとAP通信が伝えている。
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