
昨年公開の映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に引き続き、間もなく日本でも公開の映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でもワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ役を演じている米女優エリザベス・オルセン(Elizabeth Olsen)。前作では、黒のミニドレス、赤のレザージャケットにハイソックスという出で立ちでファンを湧かせたエリザベスだが、今作の衣装は、赤のコルセットに黒のレギンズ、上着はまた別の赤色のレザーと、前作から少し変更が加わっている。
「新しい衣装は、前作の終盤で着ていたものよりもっと機能的になっているわ。前の衣装は、何とかギリギリ立っているので精いっぱいだったもの」と、エリザベスはTotal Filmに対して笑った。
「レオタードに何か頭飾りなんて嫌だもの。上にレザーを羽織るので大満足よ」
ヒールは履けなければならなかったものの、「とても快適で」アクションシーンもゴム靴を履いているように楽にこなせた、ともエリザベスは語った。
一方、この3月に全米公開された伝記映画『I Saw the Light(原題)』において、トム・ヒドルストン(Tom Hiddleston)演じる米国の伝説的カントリー歌手ハンク・ウィリアムズの妻にして自身も歌手であったオードリーを演じたエリザベスだが、こちらの映画の衣装は、マーベル宇宙のアクション映画とはだいぶ違った苦労を伴うものになったようだ。彼女が演じたオードリーは極めて独特なファッションの着こなしをすることで知られていた女性で、それを映画の画面に忠実に反映するのは難しかったとエリザベスも認めている。
「彼女の古い写真のどれもが、服のあちこちに大きな“A”の文字が刺繍されてあるの」と、以前エリザベスはinstyle.comに対して悲鳴をあげたことがある。「それで、ブーツにはどれも“オードリー”と叫んでいるような代物なの!」
靴関連はオードリーがオードリーたる大きなトレードマークであり、エリザベスは誰かに「映画ではオードリー風のブーツを履いて演じるのかい?」と尋ねれられ最初は意味がピンと来なかったものの、やがてその意味することが直ぐ気づくことになったと述懐している。
「彼女の写真をもっと注意深く研究するようにして、最終的に全身白ずくめのシーンでいかにもオードリー風のブーツをわざわざ作ってもらうことになったの」と、エリザベス。「何もかも自分のイニシャルを刻まないと気が済まないというのは、ある意味そのひとのキャラクターについて確かに何か語っているわよね!」
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