
『ハイ・フィデリティ』などで知られる俳優のジョン・キューザック(John Cusack)が、熱狂的なファンに対して接近禁止命令を獲得した。
キューザックはマリーレトノ・スバリ(Marieretno Subali)というファンが、招いてもいないのに繰り返し自宅に現れ、黒魔術を行うと脅迫したと主張。多少の恐怖を感じたと訴えていた。
キューザックはスバリがSNSで自分の移動予定を監視していると確信し、自宅に戻る際に待ち伏せを計画していると心配している。また、彼女が家族にもコンタクトをとり、きょうだいに不気味なメールを何度も送ったとも強調した。
うち1通のメールで、スバリはキューザックが彼女の夢に出てきたと書いているという。また別のメールでは、スバリはキューザックに「黒いキャンドルの呪文」を行って性的不能にさせると主張したとも米芸能情報サイト「TMZ」は伝えている。
裁判所はスバリに対する接近禁止命令をキューザックに認め、彼女は彼やそのきょうだいに100ヤード(約91.44メートル)以上近づけなくなった。
キューザックが熱狂的なファンとトラブルになったのはこれが初めてではない。2013年にはエリザベス・パールケ(Elizabeth Pahlke)という女性がキューザックに近づくことを禁じた一時的接近禁止命令を破り、彼の自宅敷地に侵入したため逮捕された。
キューザックによると、彼女は何年にもわたってメールや手紙、ボイスメールなどをひたすら送り続け、自分と結ばれる運命だと天使に言われたと主張していたという。
パールケはキューザックに手紙を直接渡し、さらにロサンゼルスの自宅を出た彼の後をつけて待ち伏せしたため、警察に通報された。キューザックは接近禁止命令を申請した文書の中で、パールケは「前世で彼と一緒だったと天使に言われ、自分が彼にとってどれほど特別な存在だったのかを思い出してもらうためにも、一緒にいる必要があると主張」していると指摘していた。
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