
俳優のケヴィン・コスナー(Kevin Costner, 61)が、サメに襲われた妻を救うために海に飛び込んだという報道は事実と違うと説明している。
カリフォルニア州サンタバーバラの自宅近くでスノーケリングを楽しんでいた妻クリスティーン・バウムガートナー(Christine Baumgartner)がホホジロザメに襲われたのを、ケヴィンが助けたという噂は3月に報じられていた。しかし残念ながら、話は「半分だけが真実」だとケヴィンは明かしている。
「妻が約7ヶ月前、友だちと一緒にパドルボードをしていたら、12フィート(約3メートル66センチ)の大きなサメがビーチから30ヤード(約33メートル)離れたところで襲いかかってきたんだ」とケヴィンは米エンターテイメント情報番組「Extra」に語っている。「妻の1フィート横まで来た。水の流れが変わってしまい、浮き上がった。クリスティーンは海岸まで戻れたけど、すごく_怖がっていたよ」
ケヴィンは当時、新アクション映画『Criminal(原題)』の撮影でイングランドに滞在中だったため、妻の危機から数千マイルも遠く離れていた。
「『Criminal』の撮影で滞在中だったロンドンで妻から聞いたよ。どうしようもない無力感を感じた」とケヴィンは妻を助けに行けなかったことについて打ち明けている。
クリスティーンがサメと泳ぐことはもうないとはいえ、ケヴィンは米大統領選の候補者指名争いが深刻な事態に陥っていると懸念している。ドナルド・トランプ(Donald Trump)やヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)など、ホワイトハウスを目指す政治家の中には、社会問題を語るために自身の立場を利用する者がいることに憤りを感じているという。
「ひどく恥さらしなことだね」とケヴィンは強調した。「とても未熟としか思えない。アメリカはお互いに話し合うやり方でとても危うい立場にいると思う」
トミー・リー・ジョーンズ(Tommy Lee Jones)、ゲイリー・オールドマン(Gary Oldman)、ライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)らと共演する最新作『Criminal』は、今月15日から全米で公開される。
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