
元ファッションモデルの米女優クロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny、41)は、かつては「ミュウミュウ」(Miu Miu)や「ルイ・ヴィトン」(Louis Vuitton)などのブランドのファッションショーをモデルとして歩き、いまは自身も洋服のデザインを手掛けたりしているが、自分が少女だった1980年代末に着ていた古い服を今でも時々引っ張り出してきては着ているのだという。
「わたしが育ったコネチカット州に、かなり大きな保管場所を設けて高校以来のわたしの服のほとんどすべてをまだ取ってあるわ」と、クロエは靴で名高いファッションブランド「ジミーチュウ」(Jimmy Choo)のウェブサイトにおいて語っている。
「ジーンズ、セーター、Tシャツ、ブーツなどを今でも時々そこから掘りだしてきては、わたしの日常使いの衣装に加え戻すのよ。それに、むかしイベントに着て行った古いデザイナーピースを、結婚式やパーティに着ていくともするわ」と、クロエは「ジミーチュウ」2016春夏キャンペーンの顔としての紹介インタビューの中で述べている。同キャンペーンにおいて、クロエはアメリカ中を巡る道中の形で、様々なスタイルの靴を履いて登場する。
「アンクルトップで足指の付け根に赤いビニールを配した白の“LUCパンプ”を、中でも特に気に入っているわ。ジーンズにも、セクシーなドレスにも合うの。1990年代に、何にでも合わせて、当時履いていた白のパンプスのことを思い出すわ、わたしは白のパンプスが大好き」
自身のことを“ビンテージマニア”と表現するクロエは、自身が暮らすニューヨーク市を歩きながら、またとない掘り出し物を見つけるのが好きだともいう。
「自分が寄りたい店を全部通るコースがもう出来ているの。どの店ならわたしの好きなあの時代やこのブランドに強いとか、もう頭に入っているの。ビンテージ品探しに出かけることが多くて、すっかり中毒になっているという感じ。探し出すワクワクのスリル感と、これひとつしかない服を所有できるという嬉しさのせいね」
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