
米歌手のマドンナ(Madonna, 57)にステージで胸を露出させられたファンが、訴訟は考えていないと明言し、ハプニングに怒っていないと心境を語った。
マドンナは17日、「レベル・ハート・ツアー」の一環で豪ブリスベンのAUエンターテイメントセンターでコンサートを行った。その際、モデル志望のジョセフィーン・ジョージウ(Josephine Georgiou, 17)をステージに招待し、観客にこう語りかけた。「この子はまさに、お尻をパシッと叩きたくなるような女の子ね」
しかしマドンナがジョセフィーンのチューブトップを下に引っ張ると、彼女の左胸があらわになり、数千人の観客に衝撃が走った。ジョセフィーンが慌ててチューブトップを直すと、マドンナはこう謝罪した。「最悪。本当にごめんね。セクハラだわ。私にも同じことをしていいわよ」
マドンナはこの振る舞いで物議をかもしたが、ジョセフィーンは法的手段に訴えるつもりはないと豪Courier-Mail紙に語っている。「冗談抜きに言うけど、人生で最高の瞬間だったのに、どうしてマドンナを訴えるの?」
また彼女は「胸ポロリ」が事前に仕込まれたものだったという噂を否定した。観客席から無作為に選ばれてステージに招かれたと主張し、母親のコルセットが体に合っていなかったとも認めた。マドンナが観客に語りかける間にステージ上で調整していたという。
「辱めを受けたかどうかを決めるのは自分だけよ。自分の胸や乳首、体のことで、どうして私が恥をかかされたと他の人が思うの?」とジョセフィーンは力を込めた。「最高の夜だったわ。ステージにいる間、私のことを(下着ブランド)ヴィクトリアズ・シークレットのモデルみたいだって言っていたわ。すごくうれしかった」
「こんなに大騒ぎになったのは笑えるくらいおかしい。私がマドンナの目の前でステージに立っていた事実を理解するべきだわ。あの瞳を見つめていると、ステージでとろけてしまいそうになる。私があんなにびっくりした顔をしていたのは、彼女の目の前に立っていたからよ」
マドンナは最近、コンサートで問題行動を連発しており、ライブに遅刻したり、酔っ払って登場したりしたこともあったという。
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