
俳優のジョニー・デップ(Johnny Depp)が、米人気TVシリーズ「ウォーキング・デッド」に生首としてカメオ出演していたことが話題になっている。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで知られるジョニーの切り落とされた頭が放映されたのは6日夜、最新シーズンの第12話のことで、ほんの数秒間だけだった。
実際にはジョニー本人ではなく、監督も務める特殊効果メイクの名匠グレッグ・ニコテロ(Greg Nicotero)が作った、ジョニーに似せた生首だった。ヒルトップコロニーのリーダー、グレゴリーにそっくりという理由で選ばれた他の2つの生首と一緒に、あるシーンで並べられた。グレゴリーを演じるザンダー・バークレイ(Xavier Berkeley)は石膏で型をとる時間が取れなかったため、グレッグは自分とジョニーに似せたものを提案し、目ざといファンがいるかどうか確かめたかったようだ。
「実はグレゴリーの生首は私の型で作ったんだ」とグレッグは米Entertainment Weekly誌に語っている。「2つのうち、もう1つの頭は、こう言うと問題になるかもしれないが、ジョニー・デップのものだ。以前に作ってあった、やつれ顔のダミーヘッドを粘土彫刻の原型にして、ジョニー・デップの頭に似せたんだ」
「3人目(の頭)は誰だったか思い出せないけど、良い仲間だ」とグレッグはつけ加えた。
この3つの生首はセットで大人気となり、ノーマン・リーダス(Norman Reedus)は持って帰りたいとグレッグに頼んだという。
「ノーマンは撮影が終わったら頭をもらいたいと繰り返し言ってたよ!」とグレッグは笑った。
ジョニーは今回、「ヘッドショット」でポーズをとったわけではないが、変わった番組にカメオ出演することも多く、以前は英TVシリーズ「The Vicar of Dibley」や最も好きな番組の1つでもある「The Fast Show」にも登場した。
「あれは最も誇りに思う功績の1つで間違いないよ」とジョニーは英Daily Mirror紙に語っている。
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