
歯に衣着せぬ言動で知られる米女性ラップ歌手のアジーリア・バンクス(Azealia Banks)が、何度も繰り返した舌戦の舞台となったTwitterのアカウントを閉鎖した。
「212」などのヒット曲で知られるアジーリアは数年前にTwitterを始めて以来、たくさんの有名人を相手に激しい言葉の応酬を繰り広げた。豪女性ラップ歌手のイギー・アゼリア(Iggy Azalea)とのバトルに加え、米大統領選挙の有力候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏への支持を表明しては物議をかもした。
しかしアジーリアは8日、Twitter自体にうんざりしたらしく、約55万人のフォロワーにアカウントを閉鎖する意向を伝えた。しかし、そっと姿を消すような彼女ではなかった。
「オーケー、今日、ついにソーシャルメディアから退場することを決めたわ」とアジーリアはつぶやいた。「アメリカのメディア文化は正直、胸ク*が悪くなるほどムカつくし、中毒症状を起こしているし、何も変わらないと不満ばかり言ってる。そんなたわごとを読んだり、くだらない記事やおぞましい男や女を見かけたりしていると、悪い感情に支配されるだけ」
「意見を共有したり、会話したりと、数年間は最高だった。でも、もう二度と見ないほうがずっとハッピーになれる(アメリカ人は何においても趣味が最悪)。だから、みんな、このアカウントに永遠にさよならする時が来たの。このアカウントはもう存在しなくなる。ちょっとだけミステリーを残して…グッバイ」
アジーリアのTwitterアカウントは削除されたが、InstagramとFacebookのアカウントはまだ残っている。
アジーリアがSNSを休止したのはこれが初めてではない。2012年には激しいバトルを繰り返したことでTwitterを休止したものの、やがて復帰した。
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。