
女優のブリー・ラーソン(Brie Larson, 26)が過去に受けたオーディションで、セクシーさを求められてゾッとしたというエピソードを明かした。
米現地時間2月28日に開催されたアカデミー賞(R)授賞式にて、映画『ルーム』の演技で主演女優賞に輝いたブリー。そんな歓喜に満ちた瞬間に、過去の失敗した思い出の数々がドッとよみがえってきたという。
オスカー受賞後のインタビューで、女優としてのキャリアで転機となった瞬間を聞かれた彼女は、オーディションで配役担当のディレクターに「色気に欠ける」と指摘されたことだと答えた。
「オーディションやキャスティングに参加すると(たいてい言われるのは)『あなたの演技は素晴らしいけれど、ミニスカートとハイヒールを履いてもう一度来てほしい…』って。私としてはいつもその時点で不合格だと感じるの。たぶん一度そういう格好をしてみたけれど、最悪な気分だったわ。ミニスカートを履いてもセクシーに感じないし、違和感しかなかったわ」。
『ルーム』の成功もあって、彼女は今後演じたい役柄について「私の良く知る女性…複雑な女性」と答え、さらなる大役のオファーを期待している。
オスカー授賞式の前に、ブリーは子役時代に受けたオーディションでも生真面目な性格ゆえ、嫌な経験をしたことがあると米Los Angeles Times紙に明かした。
バービー人形のテレビCM出演のオーディションでの出来事を思い出したブリーは「審査員が求めているのは、歌ったり踊ったりできて、かわいい声をした元気な子。だけど私はお芝居がしたかったの」と語った。
「名前と趣味を聞かれて、私が『演じることが好きです…』と答えたら審査員は『ああ、うん、オッケー、じゃあ次の子に行こうか』って」。
「面白いのが、今の私はまともに受け止めてられたくないの。真面目でいるのは、むしろばからしいことだって気付いから」。
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