
俳優のシャイア・ラブーフ(Shia LaBeouf, 29)が、イギリスの大学で開催した自身のライブアートプロジェクトの最中に、エレベーターの中で学生に平手打ちを食らわせたと報じられた。
『トランスフォーマー』などで知られるシャイアは19日午前9時頃、同プロジェクトに協力していたナスチャ・セイド・ロンコ(Nastja Sade Ronkko)とルーク・ターナー(Luke Turner)と一緒にオックスフォード大学内にあるエレベーターに乗りこんだ。3人は「#ELEVATE」というタイトルのパフォーマンスを翌20日午前9時まで続ける予定だった。
数千人のファンや学生らがハリウッドスターをひと目見ようと列を作ったが、あるファンはシャイアにやや厚かましいリクエストをし、殴ってくれるようにお願いしたという。
その様子はYouTubeで生中継され、シャイアに会うために7時間も並んでいたこのオックスフォード大の学生はシャイアにこう伝えた。「僕はパフォーマンス・アーティストなんです。次の作品を完成させるために顔を殴ってくれませんか?」
シャイアは驚いた顔を見せ、「えっ、顔を殴ってほしいの? あまり強くは殴れないよ!」と応じた。
すると学生は「意気地なし」とシャイアを煽り、殴ってほしいと迫った。
「やりたくないよ。君とは会ったばかりだし」とシャイアは言い、音を立てる程度に力を込めて平手打ちを食らわせた。エレベーターに同乗していた人たちからは笑い声が起きたが、エレベーターのドアが閉まる最中だったために殴る瞬間は確認できなかった。
しかし学生はシャイアとのやりとりに大満足の様子で、ぶたれた後にエレベーターから出てくると、その顔には笑顔が浮かんでいた。
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