
ラップ歌手のカニエ・ウェスト(Kanye West, 38)が、人気歌手のテイラー・スウィフト(Taylor Swift)に新曲「Famous」の歌詞を使う許可を求めたとされることについて、事実とは違うと指摘されている。
カニエは11日、ニューヨーク・ファッションウィークの一環で開催されたイベントで自身の「Yeezy Season 3」コレクションと話題のニューアルバム『T.L.O.P. (The Life of Pablo)』を世界に先駆けて発表した。しかしある曲の歌詞の内容がファンの注目を集めている。
「テイラーとオレは今もセックスしているような感じだ、あのビ*チを有名にしたのはこのオレだ」とカニエはラップで歌っている。
その直後、カニエはテイラーに前もって連絡をとり、曲のことで彼女の了承をとりつけ、テイラーが「ジョークを分かってくれた」と報じられた。ところがテイラーの代理人は報道を否定し、カニエがテイラーに歌詞の内容について許可を求めた事実はないと断言した。
「カニエは了承を得るために電話していません」と代理人はゴシップサイト「Gossip Cop」に明かしている。
どうやらカニエは当初、テイラーにTwitterで曲へのリンクを貼ることを求めたが、彼女はそれを「辞退し、これほど強く女性を軽蔑するようなメッセージを含む曲をリリースしないように警告した」ようだ。
「テイラーは『あのビ*チを有名にしたのはこのオレだ』という実際の歌詞については知らされていませんでした」と代理人は締めくくった。
この歌詞は、2009年に米MTV主催の音楽授賞式「MTV Video Music Awards」でテイラーが初めて最優秀女性アーティスト・ビデオ賞を受賞した際、カニエがステージに乱入したトラブルを指している。カニエはテイラーからマイクを奪い取り、友人のビヨンセ(Beyonce)が受賞すべきだと訴えた。
カニエとテイラーはその後、わだかまりを水に流した様子を見せ、テイラーは昨年の授賞式でカニエにビデオ・バンガード賞を授与した。
カニエの「Yeezy」コレクション発表イベントにはテイラーの親友で女優のジェイミー・キング(Jaime King)、モデルのジジ・ハディッド(Gigi Hadid)、カーリー・クロス(Karlie Kloss)らも参加した。テイラーはジェイミーの息子レオ(Leo)君の「ゴッドマザー」でもあることから、ジェイミーは「Famous」がリリースされると真っ先にTwitterでテイラーへのサポートを表明した。
「今はすごくうれしいけど、同時に失望している。常に妹のそばにいるわ」と彼女はツイートした。
一方、テイラーの弟オースティン(Austin)もInstagramでドラマチックな援護射撃を披露し、姉を支えている。
「春のクリーニングの前に幸先の良いスタート。さてもう一度だ」とオースティンがキャプションを添えた画像には、950ドル(約10万7,600円)もするスニーカー「Moonrock Yeezy Boost 350」をゴミ箱に放り込む姿が写っている。
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