
健康志向のミュージシャンが増加しているなか、元セックス・ピストルズのジョン・ライドン(John Lydon, 60)はワークアウトと無縁の生活を送っているようだ。体型を維持するためにワークアウトに挑戦してみたものの効果を実感することができなかったジョンは、もう何年もワークアウトをしていないのだという。「あれは何十年も前のことだ。俺のバンドPILが初の全米ツアーを行った時、アメリカ人のマネージャーにワークアウトをすすめられたんだ」と、ジョンはGQ誌アメリカ版のインタビューで明かしている。「俺は頑としてジムに行こうとしなかった。そしたら、奴らはある男を雇ったんだ。そいつは、ありとあらゆるトレーニング・マシーンを積んだトラックに乗ってやって来た。バカバカしいったらありゃしないね。ワークアウトしてつけた筋肉なんて俺には使う必要性もないし、筋肉なんかつけたくもない。そんな筋肉をくっつけたまま過ごすなんて、まっぴらだからな。体型とかサイズなんて、どうでもいいことだ。その人の目に表れているものだけが、人間の本質ってものだよ」。
ジムに通う気がないだけではなく、ジョンは飲酒と喫煙をやめる気もないようだ。大酒飲みでヘビースモーカーのジョンは、「生きることを楽しめないなら、生きていたくなんかないね。酒を飲んだりタバコを吸ったり、夜更かししたりするのは、俺にとって最高に楽しいことなんだ」と話している。
今でも根強い人気を誇るセックス・ピストルズは、ファッション界にも大きな影響を与えている。スニーカーの人気ブランド「コンバース(Converse)」は、先ごろセックス・ピストルズをイメージしたスニーカーのコレクションを発表。色や素材、柄などにパンクなテイストを取り入れた数々のスニーカーが発売されている。
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