
英女優のケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)にとって、今年のアカデミー賞(R)授賞式はちょっと気まずいものになりそうだ。最新作『スティーブ・ジョブズ』で共演したマイケル・ファスベンダー(Michael Fassbender)よりも、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)が主演男優賞を獲得してほしいと思っているからだ。
かつてケイトと『タイタニック』で共演したレオは今月、実在した探検家ヒュー・グラス(Hugh Glass)を演じた最新作『レヴェナント:蘇えりし者』での演技が高く評価され、ゴールデン・グローブ賞と放送映画批評家協会賞を受賞しており、今年は初めてオスカーを受賞するという憶測が高まっている。それだけにケイトも応援せずにはいられないようだ。
「みんな実感があると思うし、みんな彼に受賞してほしいと思っているはずよ」とアカデミー賞助演女優賞にノミネートされているケイトは英BBCに語っている。「実現したら最高だわ」
一方でケイトは、レオを応援していることは『スティーブ・ジョブズ』の関係者の間ではあまり良く受け止められないかもしれないと認めている。
「マイケル・ファスベンダーもノミネートされているから、私もちょっと難しい立場なの。『スティーブ・ジョブズ』の撮影をしていた3ヶ月の間、私は彼の右腕として支えたし、彼がどれほど努力してのぞんだのかを知っているからよ」とケイトはつけ加えた。「彼の演技は本当に並外れているわ。でも、みんなが熱を感じていると思う。今年はたぶんレオの年になるわ」
レオは先週、5度目となるオスカーノミネーションを受けた。これまでに『ウルフ・オブ・ウォールストリート』、『アビエイター』、『ブラッド・ダイヤモンド』、『ギルバート・グレイプ』でノミネートされたことがある。
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