
人気歌手のジャスティン・ビーバー(Justin Bieber, 21)は、貧困をからかわれた過去を今でも忘れられない。
ジャスティンは「ラヴ・ユアセルフ」、「ソーリー」、「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?」の3曲が現在、英シングルチャートでトップ3を独占するなど相変わらずの大人気ぶりで、お金の心配をすることはなくなった。まるで幸運が簡単に舞い込んだような話だが、トップにたどり着くまでには長い道のりがあった。
「貧しくて、他の子どもたちにからかわれたのを今でも覚えているよ」とジャスティンは英版OK!誌とのインタビューで認めた。「母とレストランに出かけた時、ソーダじゃなく水を注文させられたのが忘れられない。ソーダをどうしても注文したかったのに。そして、最初にまとまったお金が入ってきた時、母を助けるために使えることがすごくうれしかったのを覚えているよ」
ジャスティンの新曲は新しい自分の一部を表現しており、バッドボーイのイメージから脱却して音楽活動に集中する姿を垣間見ることができる。メディアの視線を一身に浴びることのつらさを知ってほしいという。
「いろんなことが起きていて、常に注目を集めるのは本当につらいことをみんなに知ってほしいんだ」とジャスティンは説明した。「あれは大変な時期で、すべてに反抗しなきゃやっていられなかったんだ。そして僕はたくさんの間違いをした。19歳や20歳の時は、誰でもたくさんの間違いをする。その上、僕は四六時中カメラに付け狙われていた」
ジャスティンは隣人宅に生卵を投げつけて2万ドル(約236万円)の損害を与えたり、無免許運転で逮捕されたりしたことでバッドボーイのイメージが定着してしまった。しかし、こうした報道の多くは「誇張されて伝えられて」おり、自分がミュージシャンというよりも「リアリティ番組の人気者」のような存在なってしまったともつけ加えた。
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