
米女優のサラ・ポールソン(Sarah Paulson)は、アカデミー賞作品賞受賞映画『それでも夜は明ける』や、昨年全米公開(日本公開は今年2月予定)のケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)主演映画『キャロル』など、現代を舞台したものより過去の時代を描いた作品への出演が目立つ。そのことを実力派女優の証左と多くのひとは考えるところだが、本人はそれを自分の“古風なルックス”ゆえと謙遜する。
「それはわたしの鼻が先っぽが、ツンとそっくり返っているおかげだといつも考えたりするのよ」と、サラはfilmstage.comに対して語った。
「自分は時代物向きの顔立ちをしていると思う。冗談でなく、どこか古風な感じがするのよ」
「馬鹿げたことに聞こえるかもしれないけれど、自分はどこか現代でない時間から来たひとの顔立ちに思える。カメラさんに一度そう言われたせいで、それをあなたに言い直しているだけなのかもしれないけれど。とにかく、自分は現代的な特徴のある顔では特にないことだけは確かね」
時代物の映画は、衣装が重要な要素。『キャロル』においても、撮影前にサラは衣装に関して打ち合わせを多く重ねたそうだ。また時代物では、『それでも夜は明ける』において特にサラは独特な雰囲気を感じるともいう。
「『それでも夜は明ける』では、テイクの間の休憩時に、静かで敬虔とも言える雰囲気になることが多かった」と、サラ。
「他の時は、まったくの喧噪という時も。その日によって、シーンによって違うの。わたしは、自分がどうでありたいというものを決めていないわ。そのプロジェクトに合わせて、ストーリーを考えて、そこから始めていく。『それでも夜は明ける』でだって、みなさん週末にはペイントボール競技に興じたりしていたのよ。分かるでしょう?ああいう映画の撮影の間に、そういうことをするとは普通思いつかないのだけれど、実際にやっているのですもの」
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