GLAM Editorial

2015.12.18(Fri)

エイミー・シューマー、コメディの技術を磨いたのは難病に苦しむ父を笑わせるためだったと振り返る

エイミー・シューマー

 女優のエイミー・シューマー(Amy Schumer, 34)は、多発性硬化症で苦しむ父親を励ますため、幼い頃から人を笑わせる技術を磨いた。

 父ゴードン(Gordon)が日常生活に支障をきたす難病と診断された時、エイミーは12歳だった。多発性硬化症は中枢神経系に影響を与え、脳内で情報の流れを混乱させる病気で、エイミーは自分の役目は家族を笑わせて明るくすることだと感じたという。

 「父は体の痛みに苦しんでいたわ」と彼女はジャーナリストのバーバラ・ウォルターズ(Barbara Walters)とのインタビューで赤裸々に語っている。「その頃の私は、家族の中心となってみんなの面倒を見ていたようなものだった。みんなを笑わせていた。みんなを結びつけていたの」

 またエイミーは、父が今も闘病中のため、ハリウッドでの成功に水が差されているとも認めた。これだけ有名になっても、父の痛みを和らげることがほとんどできないからだ。

 「調子は良くないの」とゴールデン・グローブ賞にもノミネートされた経験を持つエイミーは打ち明けた。「ある時はすごく良くて、機嫌が良くて冗談を言う時もある。でもある時は、お見舞いに行くと痛みで苦しんでいるの。信じられない気分だわ」

 今回のインタビューは、バーバラが毎年行っている「最も魅力的な人10人」特番で17日に放送される。

 エイミーは最新作『Trainwreck(原題)』のストーリーに個人的な悩みを取り込んでいる。劇中ではコリン・クイン(Colin Quinn)演じる父親も同じ病気で闘病している。

 「この映画に私のプライベートの大部分が投影されているのは否定のしようがないわ」とエイミーは3月、テキサス州オースティンで行われたサウス・バイ・サウスウェスト映画祭で同作のプロモーション中に説明した。「よく言われるように、私個人の経験なの。すごくパーソナルなものになっているわ。自分が苦しんでいることで、今も常に闘っていることが描かれている」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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