GLAM Editorial

2015.12.11(Fri)

アーノルド・シュワルツェネッガー、気候変動の見方を批判されても「どこ吹く風」で意識改革を呼びかけ

アーノルド・シュワルツェネッガー

 俳優で元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger, 68)が、気候変動に関する見方を批判されたことに反論し、自分に同意しなくても「どうでもいい」とやり返した。

 アーノルドは温室効果ガスの削減に熱心で、州知事時代には全米で初めて二酸化炭素の排出規制を導入。その姿勢は今も変わらず、Facebookに「気候変動について考えが同じでなくてもどうでもいい」と題した書き込みを投稿し、自らのスタンスを改めて強調した。

 「まず言っておきたいのは、毎年700万人の人が公害で死んでいることは許容範囲だと思うかということだ」と『ターミネーター』などで知られるアーノルドは始めた。「殺人事件や自殺、交通事故で死ぬ人を合計した数より多い。次に、こう問いたい。石炭と石油が未来の燃料だと信じているのか、と」

 アーノルドは2つの閉じられたドアを例に挙げた。1つは通常のガソリン車が置かれた密室のドアで、もう1つのドアの向こうには電気自動車が置かれている。

 「たぶん、電気自動車のある2つ目のドアを選ぶだろう?」とアーノルドは続けた。「1つ目のドアを選ぶのは死を意味する。排気ガスで満たされた部屋で呼吸したい人がいるだろうか? しかし世界は今、その選択をしている。批判的なコメントをする人たちが大好きな4文字言葉を使うのは、気候変動を信じているかどうかなんてどうでもいいからだ。君たちが気温が上昇したり、氷河が溶けたりすることを心配するかどうかはどうでもいい。科学的にどちらが正しいかは小さなことだ。私が気にするのは、よりスマートで、クリーンで、ヘルシーで、利益を生み出せるエネルギーの未来へと一緒に歩んでほしいということだけだ」

 気候変動について声を上げているセレブはアーノルドだけではない。レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)やロバート・レッドフォード(Robert Redford)らも活動に深く関わっていて、どちらも先週末、パリで開催中の国連気候変動会議(COP21)で演説した。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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