6日に開催された英国インディペンデント映画賞授賞式で、話題のSFスリラー映画『Ex Machina(原題)』が最優秀英国インディペンデント映画賞を含む最多4部門で受賞した。
アリシア・ヴィキャンデル(Alicia Vikander)、オスカー・アイザック(Oscar Isaac)主演の同作は、『The Lobster(原題)』や『Macbeth(原題)』、『45 Years(原題)』、故エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)さんのドキュメンタリー映画『Amy(原題)』といった強力なライバルを抑えて最高賞に輝いた。監督のアレックス・ガーランド(Alex Garland)は最優秀監督賞と最優秀脚本賞を獲得した。
視覚効果アーティストのアンドリュー・ホワイトハースト(Andrew Whitehurst)は同作で技術業績賞を贈られた。
ドーナル・グリーソン(Domhnall Gleeson)は助演男優賞を逃したものの、父ブレンダン・グリーソン(Brendan Gleeson)が『Suffragette(原題)』で同賞を受賞したことを喜んだ。
最優秀助演女優賞を獲得したのは、『The Lobster』のオリヴィア・コールマン(Olivia Colman)。他にも『Legend(原題)』のトム・ハーディ(Tom Hardy)が最優秀男優賞、『Brooklyn(原題)』のシアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)が最優秀女優賞にそれぞれ輝いた。
さらに最優秀インターナショナル・インディペンデント映画賞には骨太のドラマ『Room(原題)』が選ばれ、『Nina Forever(原題)』のアビゲイル・ハーディンガム(Abigail Hardingham)が有望新人賞を受賞した。
一方、映画業界への「並外れた貢献」を称え、『ハリー・ポッター』シリーズで知られた俳優の故リチャード・ハリス(Richard Harris)に敬意を表して設立された特別功労賞であるリチャード・ハリス賞は、『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォー(Chiwetel Ejiofor)に贈られた。またケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)には、イギリスに国際的な注目を集めることに一役買った俳優あるいは監督、脚本家、プロデューサーに贈られるバラエティ賞が与えられた。
ケイトは授賞スピーチで次のようにコメントした。
「役者の仕事が本当に大好きです。ますます好きになっています。インディペンデント映画はこの23年の間、私にとって親友のような存在で、測ることができないほど人生を豊かにし続けています。インディペンデント映画で最も多くを学び、最もよく笑いました」
2015年度英国インディペンデント映画賞授賞式は、ロンドンのオールド・ビリングスゲート・マーケットで開催された。
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