GLAM Editorial

2015.12.02(Wed)

ネオソウル歌手のエリカ・バドゥ、イギー・アゼリアの音楽は「ラップじゃない」と批判!

エリカ・バドゥ

 米ネオソウル歌手のエリカ・バドゥ(Erykah Badu, 44)が11月29日、ソウル・トレイン・アワード授賞式で豪ラップ歌手のイギー・アゼリア(Iggy Azalea)を痛烈に批判した。

 エリカは同授賞式で司会を務め、冒頭でガラケーを手にモノローグを始めた。電話をメインテーマとしたミックステープに取り組んでいるエリカは最近、アンドレ・3000(André 3000)とコラボした曲をリリース。授賞式ではアーティストと談笑し、受賞者を紹介していた。

 しかしそのお招きにあずかれなかったアーティストが1人だけいる。エリカは携帯電話を手にこう語りかけた。

 「誰? イギー・アゼリア? ダメ、ダメ、ダメ、あんたは来ちゃダメ。あんたのやってることは全然ラップじゃないからよ!」

 11月1日以来、Twitterにメッセージを投稿していないイギーはこの批判に反応していない。しかし彼女はこれまでもSNSを舞台としたバトルに巻き込まれてきた。以前は同じくラップ歌手のアジーリア・バンクス(Azealia Banks)から「黒人の問題」に関心がないと批判されたこともある。アジーリアはイギーのことを「イグルー・オーストラリア」と呼び、特にイギーがグラミー賞で最優秀ラップアルバム賞にノミネートされたことに怒りを感じると話していた。

 「グラミー賞は芸術的なすばらしさに贈られるものであるべき。イギー・アゼリアはすばらしくない」とアジーリアは2014年、ニューヨークのラジオ局Hot 97の番組で批判した。「グラミーにノミネートされると、白人の場合は『すごい、すばらしい。全力を尽くせば何でもできる』というメッセージになる。黒人の場合は『役立たず、おまえの手柄じゃない、おまえが作ったものじゃない』と言われるのに等しい。だから頭にくる」

 するとイギーは自身のTwitterでアジーリアのコメントにこう反論した。「頑固なのは自分なのに、それを理解できない器量の狭さのせいで残念な状況を招いたのはあんた自身だわ。直ることはないでしょうね」

 「どうぞ! 悪態をついて、人種問題や政治問題にすればいいわ! 好き勝手にすればいいけど、だからといってあんたのファンが増えることはないと保証する。だからあんたはラジオで泣いてるのよ」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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