GLAM Editorial

2015.11.28(Sat)

ジェイク・ギレンホール、ゲイを公表する役者を取り巻く状況の改善を願う

ジェイク・ギレンホール

 俳優のジェイク・ギレンホール(Jake Gyllenhaal, 34)は、ゲイを公言する俳優を取り巻く状況が良くなってほしいと願っている。

 ジェイクは故ヒース・レジャー(Heath Ledger)さんと共演した2005年の映画『ブロークバック・マウンテン』で性的な問題を抱えたカウボーイを演じた。その公開から10年後の今、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスセクシャル)コミュニティは公平な権利を獲得する活動で大きな進歩をみせている。ジェイクはそうした社会の変化を映画業界も反映してほしいと願っている。

 「変わってきていると思うよ」とジェイクはゲイを公言する役者をめぐる情勢の変化をテーマとした討論会で米Hollywood Reporter誌に語った。「その変わり方には驚きもある。あの映画についてとても誇りに感じることの1つは、この10年間で状況がすごく変わったことなんだ」

 「少し前に最高裁が(同性婚の違憲判決を)出した時、自分もその運動の小さな一部になったと感じた。誇りに感じたんだ。自分にとってはまさに信じられない瞬間だった。そうなるまでには少し時間がかかった。でも俳優がゲイであることに何の問題がなくなるまでには、あとどれくらいかかるのだろう。今のところは、悪くないよというだけの状態だ」

 ジェイクはアン・リー(Ang Lee)監督による同作の撮影に思い入れがある。それはレジャーさんが2008年に急逝したことでさらに強いものになった。ジェイクはレジャーさんとは撮影前からの友人で、撮影中はさらに親しくなり、魅了されたと振り返った。

 「ヒースのことは常に尊敬していた」とジェイクは続けた。「彼はある意味、人を超えた存在だった。彼がどこから来たのか分からなかったよ。(オーストラリアの)パース出身なのは知っていたけど、まるでこの世の存在じゃないような感じだった。彼の近くにいると、誰でもその特別な存在感を感じたはずだよ」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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