GLAM Editorial

2015.11.23(Mon)

シャーロット・オリンピア・デラル、自分のデザインは遊び心のある「キッチュ」な贅沢さ!

シャーロット・オリンピア・デラル

靴やバッグが人気の英国ブランド「シャーロット・オリンピア」(Charlotte Olympia)を率いる英デザイナーのシャーロット・オリンピア・デラル(Charlotte Olympia Dellal)。たとえば、猫の顔に模したフラットシューズや、周囲に蜘蛛の巣を描きこんだピースなど、少しオフビートなシャーロットのデザインを彼女自身は誇りを込めて「キッチュ」と呼んだりする。

「キッチュというのは、必ずしも高価でなくても贅沢さを出せるということ。贅沢とは遊び心があることで、まじめぶり過ぎないでいいものだもの」と、シャーロットはstandard.co.ukに対して語っている。

父がイラク系英国人の不動産王ガイ・デラル(Guy Dellal)、妹はモデルのアリス(Alice)という著名家族の出のシャーロット。シャーロットとアリスの姉妹は、若いころから父ガイのアドバイスを大事に自分たちのキャリアをまい進してきた。

「わたしが、自分が人生でしたいことはこれと父に初めて告げた時に彼が言ったのは、趣味にするつもりか事業にするつもりかということ」とシャーロットは振り返る。

「そう言われて自分でもじっくり考え、事業計画の重要さを認識したわ」

とは言え、シャーロットは収益のみを考え、自分のビジネスを拡大することだけに気があるわけではない。母でもあるシャーロットは家族が優先、仕事と家庭を上手にこなしているのはシャーロットの静かな誇りだという。

「もちろん、わたしはひどく恵まれていると思う。私のオフィスは自分の家から、1ブロックしか離れていないので、ほとんど家にも仕事場にもいっぺんにいられる感じなの。仕事をしながら、子供たちの送り迎えもできる。わたしは、仕事を始めた年に息子を授かったのよ。ほかのやり方は考えられない。子供を持つということで得られる視点が、わたしはとても気に入っているの。何が起こるにせよ、わたしがやっていることは、所詮靴とかなんだってと冷静になれる。逆に家事の混沌から逃れて、自分が誇れる仕事を出来ることがあるのも幸せ。家には息子たちが、仕事場にはスタッフの女の子たちがいてくれて、どちらも最高!」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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