GLAM Editorial

2015.11.20(Fri)

HIV感染を公表したチャーリー・シーンの父マーティン、涙をこらえて息子の勇気を称賛

マーティン・シーン

 ハリウッドのベテラン俳優マーティン・シーン(Martin Sheen)は、息子で俳優のチャーリー・シーン(Charlie Sheen)がHIV感染を告白する姿を見て、その「勇気」に心を打たれた。

 米人気シリーズ「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」で人気を博したチャーリーは17日、4年前にHIVに感染していると診断されたことを発表し、以前から流れていた噂を事実として認めた。朝の生放送番組「トゥデイ」に出演したチャーリーは、長いこと感染の事実を隠すため、口止め料を求めてきた複数の人物に1,000万ドル(約12億円)超もの大金を渡していたことを認めた。

 父マーティンによると、家族は隠し続けていた秘密を暴露することは非常に「困難」でも、「数ヶ月前から」事実を公表するようチャーリーに促していたという。

 マーティンはフロリダ州ネイプルズで行われた記者会見で次のように語った。

 「息子は数ヶ月前からこの話を考えていて、私たち家族はそうするよう勇気づけていた。しかし自分にとって死刑のようなものだと考えたのだろう、息子はひたすら及び腰だった…」

 「息子にとって、人生で最もつらいことだった。しかし先週、(『トゥデイ』の司会)マット・ロウアー(Matt Lauer)に電話をして、出演できるかと持ちかけたことで、その気持ちを封印した」

 『地獄の黙示録』などで知られるマーティンはさらに、チャーリーがテレビ出演で公表することは当日まで知らなかったとも語り、個人的な問題を公の場で語った息子を誇りに思い、涙をこらえきれなかったと話している。

 「息子がセットに入ってくるまで、テレビで公表するつもりだとは知らなかった」とマーティンはつけ加えた。「土曜日の夜に妻と会いにいって、私たちが支えていることを伝えた。(インタビューに一緒に)行ってほしければ、このイベントはキャンセルするとも言った。でも息子は断り、自分だけですることだと答えた。もちろん、私が息子を代弁することはできない。すまない…(泣く)」

 「独りで出演した息子が、最も深い、暗い秘密を打ち明けるのを見ていると、これほどの勇気を目の当たりにしていることが信じられない思いだった。そしてそれが自分の息子だった」

 マーティンは記者会見に参加していた人たちに対し、つらい時期にある家族や友人に思いやりを示すよう訴え、会見を締めくくったとNaplesnews.comが伝えている。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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