GLAM Editorial

2015.11.13(Fri)

ジョニー・デップ、スパロウ船長の演技が不評でクビを覚悟していたと暴露!

ジョニー・デップ

 俳優のジョニー・デップ(Johnny Depp)が、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジャック・スパロウ船長の演じ方の評判が悪く、クビになることを覚悟していたと明かした。

 ジョニーは2003年のシリーズ第1作『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』で初めてジャックを演じた。しかしその後のシリーズ3作と2017年公開の第5作でも再演しているにもかかわらず、第1作の公開前に解雇される寸前だったと認めた。

 「スタジオは僕をクビにしたがっていたよ」とジョニーは米AFIフェスト2015で米People誌に語っている。「(元ディズニーCEOの)マイケル・アイズナー(Michael Eisner)が不満をぶちまけていたと人づてに聞いたんだ。『チクショウ、ジョニー・デップのせいで映画が台無しだ。何だあれは? あれが演技なのか? 酔ってるのか? ゲイなのか?』とね。だから100パーセント、クビになると思っていたよ」

 ジョニーはスタジオ幹部側が自分の創造したキャラクターを理解しなかったことに驚いたという。その後、スパロウ船長の演技はローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のキース・リチャーズ(Keith Richards)をある程度参考にしたと明かしている。別の幹部からも演技について質問された際、ジョニーは完ぺきな返事を用意していた。

 「『僕の演じるキャラクターはみんなゲイだって知らなかったのですか?』と言ったんだ」とジョニーは笑った。「本当にクビになると思っていた。でもどういうわけかそうならなかった。僕のキャラクターを主人公の座から下ろそうとしていた。ジャック船長を理解できなかったんだ」

 しかしスタジオの賭けは大成功となり、『パイレーツ・オブ・カリビアン』は近年で最もヒットしたシリーズとなった。ジョニーはスパロウ船長役でアカデミー賞(R)主演男優賞にもノミネートされたが、惜しくも受賞は逃した。しかしその結果に失望することはなく、先日のインタビューではオスカー受賞には興味がなく、ノミネートだけで十分だと認めている。

 「そういう賞をもらいたいとは思わないね」とジョニーは先月、最新作『ブラック・スキャンダル』のプレミア会場で英BBCのラジオ番組「Newsbeat」に語った。「あまり話したくもない。ノミネートされたことが数回あるけど、1回でもたくさんだよ。賞をもらうということは、誰かと競争しているということを意味する。でも僕は誰かと競争しているつもりはないんだ。自分の仕事に集中して、やりたいことをやるだけだよ。それが認められないこともあるけど、それはそれで構わないさ」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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