GLAM Editorial

2015.11.12(Thu)

パッション・ピットのマイケル・アンジェラコスがゲイをカミングアウト

マイケル・アンジェラコス

 米エレクトロポップバンド、パッション・ピット(Passion Pit)のマイケル・アンジェラコス(Michael Angelakos, 28)がゲイであることをカミングアウトした。

 マイケルは最近、つらい出来事が続いており、8月には2年前に結婚したスタイリストの妻クリスティ・ムッチ(Kristy Mucci)との離婚を発表している。

 マイケルは9日に配信された米作家ブレット・イーストン・エリス(Bret Easton Ellis)のポッドキャストインタビューで、結婚の問題の多くは自分のゆがんだものの見方によるものだと明かした。

 「意識しないところで、いつも頭の中で渦巻いていた」とマイケルは自身の性的嗜好について語っている。「異性愛と同性愛の境目で揺れていて、どうすればいいか分からない時は、自分が知っていることに戻ると気分が落ち着くんだ。誰かに問われることじゃない」

 マイケルとクリスティは共に多くの問題を乗り越えてきた。2011年にマイケルがアパートの窓から飛び降り自殺を図った時は彼女に助けられている。

 マイケルはティーンエイジャーの時に診断されて以来、長年双極性障害を患っている。しかし抑圧された同性愛によって多くの別の問題が起きた。特にクリスティとの離婚の時がつらかったようだ。

 「彼女をとても愛していたから、とにかく同性愛でいたくなかったんだ」とマイケルは説明した。「別れを決めた時が最も苦しかった瞬間の1つだったと思う」

 マイケルにゲイを公言するのをためらわせていた別の原因は、社会的な環境だったという。

 「特にセクシュアリティについて言えば、双極性障害と違って、ひたすら『治療はいらない。誰にも相談するな』というものだった」とマイケルは語り、大学に通い、音楽シーンでの活動を目指していた時期はカミングアウトが特に難しかったとつけ加えた。「僕の周囲にはゲイの人たちがほとんどいなかった。理解されなかったとは言わないけれど、タイミングが正しくなかったんだ」

 「僕らのバンドは女の子のことを歌っている。当時は女の子のことを語るのがとても簡単だった。そんな曲ばかり作っていた。でもその音楽に教えらるような感じがしていた。一般的に、僕は女の子とのトラブルが本当に多かったけど、妻と付き合い始めると、そのすべてが落ち着いていった。妻は親友だった。問題がすべて消えていったんだ」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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