俳優のトム・ハンクス(Tom Hanks)の妻で女優のリタ・ウィルソン(Rita Wilson, 59)は、乳がんの摘出手術を行ってからは必要以上のことに対して「No」と言えるようになった。
10月26日に自身の誕生日を祝ったリタは、この機会に人生を振り返ってみた。今年の4月には乳がんと診断され、両乳房を摘出し再建手術を行ったことを公表した。今では健康を取り戻し、人生を変えるほどの体験から多くのことを学んだという。
「『もういらない』と言えるようになったの」とHuff/Post50に語ったリタ。「不要なものを減らしたいと思うようになったわ。長い時間がかかった両乳房の摘出と再建手術を体験して、ポジティブに考えれば世界をがらっと変えられるのに気づいたの。世の中は良いことであふれているのね。直接会ったことはなくても私のTwitterやFacebookに投稿してくれた人たちから愛とサポートをもらってものすごく感動したわ」
現実を受け入れることで、リタはつらい日々をやり過ごせるようになっただけではなく、同じ手術を経験した人に語りかけることもできるようになった。家族の支えも力になった。夫のトム、息子のチェット(Chet)とトルーマン(Truman)がリタをずっと励まし続けてくれた。
「夫と子どもと友達のおかげで、笑うことができたし、強くなれたの」と微笑んだリタ。「1日に2回、瞑想をするの。この世で生きていられること、そして人生で起きたすべての幸福な出来事について、毎日神様に感謝しているわ」
60歳に近づき、年齢を重ねることを完全に受け入れているリタは、他の女性たちにも同じように感じて欲しいし、避けることはできない加齢を心配して欲しくないと思っている。
「年をとるのは本当に恐いことなの?」年齢を気にする女性たちへのアドバイスを求められてリタは考えこんだ。「そんなこと考えたこともなかった。別の考え方をするべきね!すべてを受けとめてって言いたいわ。今日知っていることは、25歳では知り得ないことなのよ。それってすごく素敵じゃない?」
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