英歌手のエド・シーラン(Ed Sheeran)が20日、英サフォーク州の地元にオープンした、自身の名を冠した介護施設のオープンに立ち会った。
エドは地元フラムリンガムに帰省し、改修工事を終えた老人介護施設「ミルズメドウ・センター」のオープンを祝った。両親と共に駆けつけたエドは施設を見学したり、入居者やその家族と言葉を交わしたりした後、開所式でテープカットにのぞんだ。同施設にある4つのスイートルームの1つで、シーラン・スイートと名づけられている。
「すごく居心地がいいね」とエドは地元East Anglian Daily Times紙に語っている。「認知症の祖父はこういう施設で亡くなったんだ。だからどんな生活をしているのか知りたかった。とてもいいことをしているね」
「父はもう自分の部屋も決めてあると冗談を言っていて、ここに来るつもりでいるんだ。虫の知らせかもしれない。ここはとてもいいところだし、みんなフレンドリーだね」
運営するケアUKはエドの言葉に感謝し、エドが指定した慈善団体「イースト・アングリアズ・チルドレンズ・ホスピス」宛てに500ポンド(約9万2,500円)の小切手をプレゼントした。また入居者たちは感謝の印として「レゴ・ハウス」などのヒット曲で知られるエドにレゴのセットを贈った。
エドは数日間の滞在中に故郷で錦を飾っており、19日には音楽への貢献を認められ、地元に近いイプスウィッチにあるユニバーシティ・キャンパス・サフォークから名誉博士号を贈られた。音楽の夢を叶えるため16歳で退学し、大学に行くことのなかったエドには、この名誉に特別な思いがある。
エドは卒業証書を受け取ると、Instagramで名誉学位を誇らしげに公開している。
「今日卒業したよ。これで正式にシーラン博士だ」とキャプションを添えた。
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。