GLAM Editorial

2015.10.15(Thu)

頻発する乱射事件に心を痛めたジュリアン・ムーア、より厳しい銃規制を呼びかける

ジュリアン・ムーア

 オスカー女優のジュリアン・ムーア(Julianne Moore)が、スターとしての力を利用して銃規制キャンペーンを展開し、他のセレブにも支援を呼びかけている。

 ジュリアンは銃による暴力を防ぐ米団体「エブリータウン」と協力し、「エブリータウン・クリエイティブ協議会」を立ち上げた。リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)やスティーヴ・カレル(Steve Carell)、エレン・デジェネレス(Ellen DeGeneres)らスター仲間も参加している。

 「アドレス帳をアルファベット順にたどりました」とジュリアンは米People誌に語っている。「私がやったのはそれだけです。『お願い、興味はないですか』と尋ねると、反響は熱く、とても興奮しています。誰もがこの問題に同じ気持ちを感じています。銃の安全規制について何かを言うと、危険を感じる人がたくさんいると思います。でも私は、何かおかしなことを言っているつもりはありません。憲法で守られているこの権利は大きな責任も伴うもので、建国の父たちも同意するはずです」

 ジュリアンが行動を起こすきっかけになったのは昨年12月に発生し、児童20人と大人6人が犠牲となった、米コネチカット州ニュータウンにあるサンディ・フック小学校での銃乱射事件だった。ジュリアンはその日、ニューヨーク市内で仕事をしており、当時12歳の娘リヴ(Liv)ちゃんも撮影現場で一緒だったが、娘はまだ幼すぎると感じたジュリアンは衝撃的なニュースを知られないように必死だったという。しかしリヴちゃんがやがて事件を知ったため、ジュリアンは変化を感じたようだ。

 「『もうたくさん』と感じました」とジュリアンは説明した。「夫(監督のバート・フレインドリッチ/Bart Freundlich)には、『行動を起こさないといけない。どうしても何か言わないといけない。親としての責任』だと伝えました」

 ジュリアンは人々が米国内で銃を買う際、より厳しいチェックを行うべきだと考えている。ある調査によると、92パーセントの人々が同じ意見だとも説明した。自動車が買えるようになった頃は安全対策が何もなかったが、今ではシートベルトやエアバッグが導入され、はるかに安全になったとも強調した。

 10月1日にはオレゴン州のアムクワ・コミュニティ・カレッジで9人が死亡する乱射事件が発生した。授業が再開した12日にはローズバーグの住民らが町で生徒たちを見守っていた。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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