豪俳優のヒュー・ジャックマン(Hugh Jackman、46)にとっての役者とは、逐一するべきことを指示されるので子どもと同じだという。
ピーターパンの誕生を物語にした映画『PAN ネバーランド、夢のはじまり』で黒ひげ(Blackbeard)を演じているヒューは、役者とは「大人にならない少年」と多くの共通点があるという。
「役者という仕事はちょっと滑稽なんだ」と米New York Daily News紙のConfidential欄で笑いながら語ったヒュー。「生活していくために、衣装を着て、誰かのふりをする。遊び場みたいな所にいて、何を着て何を言えばいいかの指示を受ける。送り迎えもしてもらって、食事も提供される。まるで小さな子どもみたいにね」
ヒューは黒ひげを演じるために髪をそり上げてスキンヘッドにした。彼のファンにとっては大きなビジュアルの変化だったが、ヒューの子どものオスカー(Oscar )くんとアヴァ(Ava)ちゃんはこの変化を楽しんでいる。
「子どもたちからは三ばか大将(Three Stooges)みたいな仕打ちを受けている」と告白したヒュー。「頭をびしばし叩いてくるんだ」
ヒューは『X-メン』シリーズのウルバリン(Wolverine)や『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャン(Jean Valjean)などの役柄に合わせて髪形を変えてきたが、スキンヘッドにするのも嫌ではなかったという。バスルームの鏡の前で髪を整える時間が必要なくなったからだ。
「スキンヘッドにして何がよかったかわかるかい?毎日の生活の中で失われていた10分間を取り戻しているみたいなんだ」と語ったヒュー。「正確に言えば5分くらいだろうけど。とにかく心配事が1つ減るんだよ」
この映画のためにヒューは先のとがった顎ひげを作った。これも本物なのだが、先日ヒューは米エンターテイメント情報番組「Access Hollywood」でジョークを飛ばし、「ひげの出来については微妙だね」と語った。
『PAN ネバーランド、夢のはじまり』には、カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)、ルーニー・マーラ(Rooney Mara)、ピーターパン役のリーヴァイ・ミラー(Levi Miller)が出演している。
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