2004年公開の『きみに読む物語』などで知られる監督のニック・カサヴェテス(Nick Cassavetes, 56)が、故パトリック・スウェイジ(Patrick Swayze)主演で1989年に公開された『ロードハウス/孤独の街』のリブート版のメガホンをとることが決まった。
ライアン・ゴズリング(Ryan Gosling)とレイチェル・マクアダムス(Rachel McAdams)主演の『きみに読む物語』は現代の名作として高く評価されている。米Variety誌によると、ニックは『ロードハウス』リメイク版でもその魔法のような手腕を発揮すると意気込んでいるようだ。演出に加えて脚本も書き、MGMが製作するという。
当初はロブ・コーエン(Rob Cohen)監督に白羽の矢が立てられていたが、ニックが企画を引き継いだようだ。
無敗記録を誇り、「美しすぎる」女性総合格闘家として有名なロンダ・ラウジー(Ronda Rousey)が主役に決定しているが、彼女はニックとのほうが相性が良いという判断があったようだ。ロンダは主演に加え、プロデューサーとしても参加する予定だ。
ロンダは11月14日にオーストラリア・メルボルンでホリー・ホルム(Holly Holm)と対戦することから、撮影のスケジュールはその日程を中心に組まれることになる。試合終了後は制作が早いペースで進み、2016年1~3月の間に撮影がスタートするとみられている。
パトリックはオリジナルの作品で大スターの仲間入りを果たした。ミズーリ州を舞台に、パトリック演じるボディガードが肉体を駆使して怪しいビジネスマンから小さな町を守るというストーリーだ。
リメイク版の主役に決定したことを発表した際、ロンダはオリジナル版にふさわしいトリビュートにするため全力を尽くすとファンに宣言した。
「大勢の人たちに感動を与えた男性の人生を祝うことに参加できるのを、大きな誇りに感じています」とロンダは声明でコメントした。「たくさんの人たちに愛されたパトリック・スウェイジに敬意を表するチャンスに恵まれ、感謝してもしきれない思いです。この作品を彼の家族やファンが誇りに思えるよう、努力を怠らないことを約束します」
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