ラップ歌手のミッシー・エリオット(Missy Elliott, 44)がブラジルでのコンサートのプロモーションに力を入れなかったため、チケットが売れなかったという理由で訴えられている。
2012年11月にリオデジャネイロとポルトアレグレでコンサートを行う予定だった「ワーク・イット」などのヒット曲で知られるミッシーは、ブラジルの放送局「ヘジ・グローボ」の番組に出演して宣伝するはずだった。
しかし芸能情報サイトTMZが入手した訴状によると、興行主のジーン・ファウスティン(Jean Faustin)はミッシーがTV出演に姿を見せなかったためにチケットの売り上げが低迷したと主張。このため、2つのコンサートはキャンセルの憂き目にあったと訴えている。
ジーンはさらに、ミッシーにはコンサートのため4万6,875ポンド(約860万円)の前払金を支払ったともしており、その返済と利子の支払いを求めている。
ミッシーにとって2015年は多忙の年となっていて、米ルイジアナ州で開催されたエッセンス音楽祭や英ワイト島での野外音楽フェス「ベスティバル」、カナダのブリティッシュ・コロンビア州で開かれたペンバートン音楽祭などに出演。また今年の米NFL優勝決定戦スーパーボウルのハーフタイムショーでは人気歌手のケイティ・ペリー(Katy Perry)と一緒にステージに登場した。
「ケイティは他に好きなアーティストを誰でも選べたわけだから、彼女に感謝しているわ。心の広さを証明している。ほとんどのアーティストなら、『ステージをさらに成功させたいから、チャートトップのアーティストとコラボしたい』と思うはずなのに」とミッシーは当時、語っている。「一緒にレコーディングをしたことがあって、その曲をするものとばかり思っていた。でも彼女は『あなたのレコードをやってほしい』と言ってきたから、『すごい』と思ったわ」
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